JAみはら4月号265
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4JAみはら 2015 APRIL水 稲担当 中新 夏男●種籾の準備慣行栽培(1㎡当たり18~22株植え)では、10aあたり乾籾で約4㎏用意します。JA三原では、「JA米」への取り組みを行っています。この「JA米」では、種子更新が必須条件となっています。その他要件がありますが、引き続き取組みをしていただきますようお願い致します。塩水選と種子消毒塩水選では、未熟な籾や病害虫に侵された籾を取り除き、健全な種籾だけを選ぶ作業です。うるちともちで、塩水選を行う濃度(比重)が違いますので、ご注意ください。また、塩水選後は十分に水で種籾を洗いましょう。種子消毒は、スミチオン乳剤1000倍とテクリードC200倍の液を用意し、1昼夜つけておきます。ネットを使用する場合は、詰め過ぎないように注意し、薬液につける際は、よく振って、籾間の気泡を取り除きます。また、薬液は10℃以上となるようにし、十分な量を用意しましょう。消毒後は、薬剤を種籾に固着させるため、陰干しを行います。浸種(水がし)発芽は、籾種に十分吸水させることと、適度の温度が必要となります。最初の2日間は、水を変えないようにし、その後は1日1回ゆっくりと水を換えます。吸水と水温は、密接な関係があり、積算温度100℃でほぼ25%の水分(発芽に必要な籾水分)が確保できます。水温が10℃で10日間、15℃で7日間必要となります。また、20℃以上の水温になると、発芽がばらつくことも有りますので、作業を行う場所を考慮しましょう。水の量は、種籾の2倍量を用意しましょう。全ての籾がアメ色になったら、催芽を行います。育苗器や風呂等を利用し、1㎜程度に揃うようにしましょう。発芽最適温は32℃です。床土の準備人工培土は、1袋で床土だけで5~6箱、覆土だけで20箱できます。肥料は配合されています(覆土専用は除く)ので、そのまま使用してください。加熱殺菌の処理がされてはいますが、立枯れ病の予防は必要です。は種(種まき)箱に床土を入れ、十分かん水します。(水がしみとおるまでかん水します)水が引いたら、稚苗で催芽籾150~180gを均等になるようにまきます。まき量が多いと、籾の浮き上がりの原因となりますので、注意しましょう。播種後は、立枯れ病の予防を行います。タチガレエースM液剤を1000倍、ダコレート水和剤を500倍混合し、1箱0・5ℓ散布しましょう。覆土は、種籾が隠れる程度とします。出芽をさせる為には、育苗器を利用する場合は、設定温度28~30℃で2日程度、平床の場合は、トンネル尚の温度が30℃前後になるように管理し、4~6日程度が目安となります。平床の場合は、根がおりるのを防ぐため、有孔ポリを敷き、その上に育苗箱を並べます。黒マルチかラブシートを育苗箱に掛け、保温のために保温シートをトンネル状にします。その上にブルーシートで被覆します。緑化・硬化期緑化期は、育苗器では、予備緑化を行って、トンネルへの管理となります。稲作ごよみを参考にし、温度管理に気を付けて、急に強い光をあてないようにしましょう。緑化期は、5~7日を目安とします。育苗箱の上にかけた資材が持ち上がってきたら、取り除きます。かん水は、床土が乾いていない場合は控えましょう。苗丈が5~6㎝になるまでは、保温シートで被覆し、高温や低温にならないようブルーシート等を利用して管理を行います。硬化期は、換気を行いながら、乾燥があればかん水します。かん水は、午前中たっぷり行う必要がありますが、床土の乾き具合では、昼や夕方に、葉水程度必要なこともありますので、良く観察しておきましょう。急な気温の変化と、灌水量により急に苗がしおれることがあります。(ムレ苗)生育後半は、特に注意しておきましょう。第2葉草丈12~13cm葉幅が広く、厚くかたい感じ。第3葉が2cmほど抽出。第1葉の高さが1箱すべてそろっている。葉しょうの長さは不完全葉と同じか長くても1cm以内。不完全葉は4cmをこえない。しょう葉は1cm程度。モミの胚乳がわずかに残っている。種子根(1本)と5本のしょう葉節冠根がよく伸びている。cm33.5~cm1213~種まき後約20日苗【全体運】何事にも意欲的に取り組めます。やってみたかったことを始めれば、思った以上の好結果に。お花見にもつき【健康運】運動不足解消も兼ね屋外に出掛けると吉【幸運を呼ぶ食べ物】ウド今月の運勢 牡羊座3/21~4/19営農コーナーAgriculture Information4月

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