JAみはら5月号266
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4JAみはら 2015 MAY4③夏 肥年間で肥料の吸収率が高い時期です。夏肥を施用することで樹勢が維持され、光合成を活発に行うことにより、連年結果につながります。④樹冠上部摘果着果量を減らし、夏芽を発生させ、翌年の着花量を確保するため、5月下旬から6月下旬にかけて、樹冠上部1/3の果実を全て摘果します。せん定着花が多い園地では、春芽の発生を促すため、せん定を必ずおこないます。開花期防除昨年は訪花害虫の被害が多く、成品率が低下しました。果実が小さい時期に傷をつけられると、果実が大きくなるにつれて傷も広がり目立つようになります。園地の場所や品種によって開花時期が異なりますので、適期に防除を行いましょう。・コアオハナムグリ・ケシキスイ類コアオハナムグリやケシキスイ類は、花の花粉や蜜を求めて飛来し、子房(果実となる部分)に傷をつけます。いしじ、ネーブルなど開花の早い品種は、害虫が集中して被害が大きくなります。防除が遅れないよう初期防除を徹底しましょう。・アザミウマ類アザミウマ類は、開花期で被害を受けるとヘタ周辺にリング状の傷をつけます。またマキ(防風樹)がある園地は、アザミウマ類が発生しやすいため、防除の時はマキにも散布するようにしてください。・灰色かび病開花期に雨が多く湿度が高いと、花弁が落ちずに幼果に付着し、灰色かび病が発生します。被害を受けた果実は、カサブタ状の傷ができます。 特に、花弁の落ちにくい温州みかん、清見などでは、注意が必要です。・黒点病・小黒点病被害果は、果皮に小さな黒い点が付き、外観を損ねます。開花期に訪花害虫防除剤と合わせて黒点病防除剤を混用散布してください。また、発生源となる枯れ枝も除去しましょう。・チャノホコリダニレモンを中心に被害が多く、成品率を低下させています。小さな害虫なので、目視で確認できず被害果が確認できる頃の防除は手遅れとなります。落弁期から幼果期に被害を受けるので、防除を徹底しましょう。・かいよう病新芽や幼果への感染を防ぐために防除を行います。罹病している枝や葉は除去します。(レモンかいよう病被害果)夏肥の施用夏肥の目的は、樹勢の維持や果実の肥大促進に重要な肥料です。この時期は、地温が高く、年間で通じて肥料の吸収が最も高くなります。適期に施用しましょう。かん水開花期から生理落果の時期に土壌が乾燥すると生理落果を増加させる場合があります。降雨が無い場合は、かん水を行ってください。苗木の管理植え付けた1年生の苗木は、1腋芽1本に芽カキし、主枝候補枝を3~5本確保します。接木部から15㎝以上の節から発生した枝を主枝候補とします。株元近くから発生した徒長的な枝を放置すると、その枝から上の発育が悪くなり、主幹、主枝の構成が難しくなるので早めに切除します。なお、主枝候補枝は6~8枚で摘心して、夏枝の発生を促します。【全体運】のんびりできそう。ハイキングやガーデニングなど、自然に親しむ好機です。趣味仲間との交流も、良い刺激に【健康運】おいしくて食べ過ぎがち。体を動かして【幸運を呼ぶ食べ物】夏ミカン今月の運勢 牡羊座3/21~4/19

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