JAみはら7月号268
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5JAみはら 2015 JULY5●温州みかん温州みかん生産量確保対策樹冠上部1/3全摘果着果量が多い樹は、隔年結果是正を目的に7月上旬まで樹冠上部1/3全摘果に取り組んでください。樹冠上部1/3以上の果実を全て落とすことで、夏芽を発生させ、翌年の結果母枝を確保します。仕上げ摘果は、9月以降に2S以下と2L以上になる果実を摘果します。透湿性マルチ被覆天候に左右されないで確実に糖度を上げるためには、透湿性マルチの被覆が効果的です。マルチの被覆は梅雨の土壌水分がある状態で被覆し、緩やかに水分ストレスを掛けることで、表層根を保護し、糖度の上昇を図ります。マルチ被覆園の荒もぎ摘果は通常どおり7月中旬ごろから内成り、裾成りを中心に摘果してください。かん水降雨が無い場合は、満開後60日までは10日間隔目安で20~30㎜程度かん水を行い、満開後60日以降は5~10㎜程度かん水を行ってください。●中晩柑類中晩柑類の大玉生産のためには初期に肥大を促すことが重要です。早期摘果、夏肥施用、かん水など基本管理をしっかり行いましょう。摘 果大玉生産を目的に、生理落果終了後から、荒もぎ摘果を行います。着果過多にならない様に摘果してください。中晩柑の夏肥施用(2回目)樹勢を維持し、果実肥大を促すため、夏肥を基準量施用します。かん水土壌が完全に乾かないうちにかん水を行いましょう。特に、デコポンやはるみでは土壌水分が不足すると果実の肥大が悪くなるだけでなく、酸が高くなります。かん水は、梅雨明け後10日以上降雨が無い場合は、7日間隔で20~30㎜程度かん水してください。少ない水量で有効な方法としては、点滴かん水やかん注器があります。合わせて堆肥・もみ殻・敷き藁などを利用して乾燥を抑える対策も行いましょう。●温州みかん・中晩柑類共通病害虫防除黒点病黒点病の感染源は枯れ枝で、降雨によって果実へ感染します。前回の防除から30日を目安に散布を行います。また散布後に200~250㎜の降雨があると再散布が必要となります。黒点病の感染源となる枯れ枝の除去も行ってください。ミカンサビダニ高温乾燥が続くと、発生が多くなります。発生に注意し初期防除を徹底しましょう。落 葉 果 樹担当 高橋 敏行(広果連)梅雨時期に入り、天候が気になる時期です。気象庁の長期予報では、7月は平年にくらべ、曇りや雨の日が多い予想になっています。文字どおり梅雨の晴れ間を利用して、適期作業につとめましょう。●排水とかん水(共通)どの果樹も雨で長い期間水に浸かっていますと根は傷んで活力は低下します。特に、イチジク園の滞水は大敵です。まだ梅雨の状態。畑を見回り、いつまでも水が溜まるような園は排水路を整備します。反対に晴天が続くようでしたらかん水を実施しましょう。【全体運】コミュニケーション運が上昇。初対面の相手とも、すんなり親しくなれそう。習い事を始めるのも良い刺激に【健康運】話題のダンスや体操などに挑戦すると吉【幸運を呼ぶ食べ物】シジミ今月の運勢 牡牛座4/20~5/20

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