JAみはら8月号269
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5JAみはら 2015 AUGUST5ごろと、②満開後80~90日(8月8~18日)ごろの2回、フィガロン乳剤3,000倍とマグミーFe(または葉面マグ)600倍を混用散布します。ただし、高温乾燥状態が続いている場合や樹勢衰弱園での散布は避けてください。また、樹勢維持のためフィガロン乳剤の年間使用回数は2回以内としてください。マルチ被覆園の仕上げ摘果極早生・早生は8月中旬から、中生、晩生は9月上旬から仕上げ摘果します。なお、果実の肥大が鈍る場合は摘果時期を早め、ストレスがかかり難い場合は摘果時期を遅らせます。仕上げ摘果では、傷果、小玉果(2S以下)、大玉果(2L以上)を摘果し樹冠外周に果実が垂れるように着果させます。露地園地の摘果方法豊作年で果実が多く成りすぎている場合は、摘果作業を続けてください。着果が少ない樹は、荒もぎ摘果は行わず、結果量によって仕上げ摘果や樹上選果で調整します。露地園の荒もぎ摘果摘果必要量の2~3割程度(着果過多樹では5割)を目安に内成り、裾成り果を中心に荒もぎ摘果します。荒もぎ摘果の時期は、極早生は8月上旬に、早生は8月中旬に、中生は8月下旬に行います。着果過多樹では摘果を1旬早めて行ってください。露地園の仕上げ摘果果皮が滑らかになってから仕上げ摘果に取り掛かります。傷果、小玉果(2S以下)、大玉果(2L以上)を摘果し枝先の果実を残して、樹冠外周に下垂するよう着果させます。仕上げ摘果のポイントは、収穫する1カ月前までに確実に適正葉果比まで摘果することです。仕上げ摘果の時期は、極早生は8月下旬に葉果比20まで摘果し、早生は9月上旬に葉果比25まで摘果し、中生は9月中旬に葉果比25まで摘果します。適正葉果比まで落とさないと、小玉果が多くなり、糖度が上がらず、翌春の着花量も減少し、隔年結果の原因となります。かん水降雨が無い場合は、満開後60日までは10日間隔目安で20~30㎜程度かん水を行い、満開後60日以降は5~10㎜程度かん水を行ってください。少ない水量で有効な方法としては、点滴かん水やかん注器があります。●中晩柑類仕上げ摘果中晩柑類は、大玉生産が基本です。小玉果、内成り果、裾成り果、傷果、腰高果、奇形果を摘果し、有葉花で揃えるようにします。また、大玉でも天成り果や直花果は、果皮が厚く品質が劣るので、結果枝の基部から切除します。「はるか」の摘果は着色不良になりやすい内成り、裾成り果と粒果症になりやすい天成り果を摘果し、5葉程度の有葉果を残すようにします。また、トゲも傷果の原因となるため摘果と合わせて切除し、成品率向上に努めましょう。はるか切除前はるか切除後かん水中晩柑類で土壌が極端に乾燥すると樹勢が低下し果実肥大が鈍ります。特にデコポン、はるみは水を必要とする品種で、乾燥すると酸が高くなる原因となります。晴天が続く場合は、10日間隔で20~30㎜程度のかん水を実施してください。●温州みかん・中晩柑類共通病害虫防除この時期は、ミカンハダニ、ミカンサビダニ、黒点病を重点に防除します。高温乾燥が続くと、害虫の発生が多くなります。発生初期の防除を基本とし、散布ムラがないよう丁寧に散布してください。黒点病の防除は、前回の黒点病防除から30日後、または累積降雨量200~250㎜を目安に散布を行います。【全体運】不注意になりがち。慣れている作業でも、確認を怠らないで。リフレッシュには、手作りを楽しむのがお勧め【健康運】落ち着いて行動することで安泰をキープ【幸運を呼ぶ食べ物】レタス今月の運勢 牡牛座4/20~5/20

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