JAみはら8月号269
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6JAみはら 2015 AUGUST6落 葉 果 樹担当 高橋 敏行(広果連)今年の夏は、異常気象をもたらすエルニーニョ現象の発生の予測が出ていますが、日本では冷夏になる事が多く、冬は逆に暖冬傾向となりやくなります。気象予報では、8月は平年に比べ晴れの日が少なく、曇天が多く、気温はやや低く推移し、降水量は平年より多めと予想されています。気象の情報に注意し、防除等早めな対応をせざるを得ない年といえます。●ブドウ結果量調整着果量が多いと、1房あたりの葉数が不足し、着色不良果となります。次の表の適正着房数を参考にして最終点検をしてください。着色が飛び玉状でなく、全体的にぼんやりと来る場合は、着果過多の状態です。房型が悪い房、果実肥大が悪い房、弱い結果枝の房などを思い切って摘房します。枝管理棚下が暗い場合は、副梢、徒長枝などの間引きを行い、木漏れ日が入る程度の明るさを確保します。伸びすぎる新梢は、先端を摘心し、副梢は1枚残して摘心します。●イチジク8月半ばから、収穫期に入ります。新梢管理徒長した枝が多く、枝が過繁茂の園も多くみられます。枝が込むと、日照条件、風通し、作業性が悪くなり、着色不良果、病害虫被害果が増え、成品率が低下します。園内を見回り、込み合っている部分は枝を間引き、樹冠下に木漏れ日が入る程度に枝を整理します。病害虫防除収穫目前に大雨に見舞われると出荷品の収穫はできず、傷んだ果実の処理を行わなくてはなりません。被害果を少なくするため、収穫が始まる前に、さび病などの防除をしておきます。収穫直前にそうか病、サビ病を対象に防除する場合、アミスター10フロアブル1,000倍は、収穫前日まで使えます。散布しましたら、翌日は収穫を休みます。収 穫イチジクは、収穫適期幅が短い果樹です。収穫が早すぎると、青果や糖度の低い果実となり、逆に、収穫が遅いと過熟となり、日持ちの悪い果実となります。さらに、収穫が遅すぎると腐敗果となり、ショウジョウバエ、黒かび病など病害虫の発生を助長します。収穫期に入ったら、毎日、圃場を見回り、適期に採収します。もぎ忘れて、樹上で腐敗している果実は、病気や害虫の発生源になりますから、早急に園外に出します。●カ キ枝つり・枝支え果実の肥大とともに枝が下垂します。大玉果生産のためにも枝つり、枝支えを徹底します。病害虫防除今月は、カキノヘタムシガ・カメムシ・うどんこ病の防除が主体となります。《8月上旬》カキヘタムシガ・カメムシ類スタークル顆粒水溶剤2,000倍《8月中・下旬》うどんこ病トリフミン水和剤2,000倍カキヘタムシガ・カメムシ類MR.ジョーカー水和剤2,000倍かん水昨年、一昨年も夏の高温・乾燥で後期のヤケ熟れ果が生じました。乾燥が続く場合かん水を実施しましょう。●モ モ収 穫晩生種の収穫が始まります。果実の成熟は、樹の上部から下部へ、結果枝では先端部の果実から進みます。防 除《8月下旬(収穫後)》収穫後、葉を大切にして、落葉を遅らせることが、結果母枝の充実、貯蔵養分の蓄積につながります。本年度せん孔細菌病が多発した園地は、必ず防除します。シンクイムシ・モモハモグリガ・クワシロカイガラムシスプラサイド水和剤2,000倍品 種葉数(枚)房数(房)長梢3.3㎡(短梢主枝2m)当たり房数1房当り粒数(粒)デラウェア12~15125~3075~8515~20220~253ベリーA18~20120~2260~7020~252キャンベル14~20120~2260~7020~252種なしピオーネ10~12010~2035位12~251今月の運勢 双子座5/21~6/21【全体運】好奇心が旺盛になりそう。興味を引かれたら、どんどんトライしてみて。日帰り旅行やドライブも楽しめる予感【健康運】体操など気軽にできる運動に注目して【幸運を呼ぶ食べ物】キクラゲ

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