JAみはら11月号272
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12JAみはら 2015 NOVEMBERJA尾道総合病院今月の運勢 射手座11/23~12/21【全体運】のんびり過ごせます。頼まれ事など、やるべき作業を早めに済ませ、その後、プライベートタイムを満喫して【健康運】体操などで軽く動くと、ストレス解消に【幸運を呼ぶ食べ物】カリン 今後、年末・年始に向けてお酒の機会が増える時期になっていきます。お酒は「百薬の長」ともいわれていますが、飲みすぎは病気の原因にもなります。WHO(世界保健機関)の評価(2007年)では、飲酒は口腔・咽頭・喉頭・食道・肝臓・大腸と女性の乳房の癌の原因といっています。アルコールそのものに発癌(がん)性があり、少量の飲酒で赤くなる体質(赤型体質)の人では、アルコール代謝産物のアセトアルデヒドが食道癌の原因となるとも結論づけています。更に、肝臓病やメタボリックシンドロームに関わる高血圧・高脂血症(脂質異常症)・高血糖には、お酒の飲みすぎが関与している場合が多数見られます。そうならないような飲み方、またアルコール性肝臓病の早期発見が大切です。厚生労働省のガイドラインや既存のエビデンス(根拠)を踏まえて、「健康を守るための12の飲酒ルール」が提案されています。飲酒ルールを守って楽しく飲みましょう。1 飲酒は1日平均2ドリンク以下2 女性・高齢者は少なめに3 赤型体質も少なめに (飲酒後にフラッシング反応を起こす人をここでは赤型体質とも呼びます。)4 たまに飲んでも大酒しない5 食事と一緒にゆっくりと6 寝酒は極力控えよう7 週に2日は休肝日8 薬の治療中はノーアルコール9 入浴・運動・仕事前はノーアルコール 妊娠・授乳中はノーアルコール 依存症者は生涯断酒 定期的に検診を秋から冬にかけて注意したい“アルコール”についてJA尾道総合病院健康管理センター 保健師矢山 由起子酒の種類(基準%)酒の量だいたいの目安ビール・発泡酒(5%)250mL中ビン・ロング缶の半分チュウハイ(7%)180mLコップ1杯または350mL缶の半分焼酎(25%)50mL日本酒(15%)80mL0.5合ウィスキー・ジンなど(40%)30mLシングル1杯ワイン(12%)100mLワイングラス1杯弱引用参照『厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイトe-ヘルスネット』酒類の1ドリンク量

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