JAみはら11月号272
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6JAみはら 2015 NOVEMBER6ります。したがって、できるだけ新しい場所に植えることが必要ですが、できない場合は、まず元の樹の根を掘り出すことです。そして、新しい土を客土して植えます。●カ キ収 穫引き続き富有の収穫を行ってください。今年は9月の高温で収穫後の軟果が早く生じると思われますので、通常の収穫より少し早めに収穫してください。カメムシ・ヘタムシ対策(冬は粗皮削り)今年はカメムシ、カキノヘタムシガ(ヘタムシ)の被害が多くみられました。特にヘタムシの被害では、大幅な収量減少になりました。ヘタムシは芽や枝に卵を産み付け孵化直後に着果枝の先端に近い芽を食害し、その後果梗やヘタの部分から果実に侵入します。8月以降の2世代による被害果はヘタを残して落果します。そして老熟した幼虫が樹皮の割れ目などにもぐり薄い繭を作って越冬します。薬剤だけでなく12~2月に粗皮削りを行い、樹皮内に潜んだ幼虫を駆除します。家 庭 菜 園担当 成末 直美今年は例年よりも早く気温が下がりはじめ、また温度変化も急激な状況となりましたが、体調を崩されてないでしょうか?今回は、作業道具のお手入れ等について述べていきたいと思います。農具のお手入れ家庭菜園において、よく使われる農具といえば、『鍬(くわ)』や『鎌(かま)』『スコップ』等ではないでしょうか?これらを含む農具は、使ったまま放置してしまうと錆びてしまい切れ味が悪くなり、そのため作業の効率が悪くなってしまったり、思うように使うことができなくなってしまいます。また、圃場が複数の場合は、1つの圃場に土壌病害の発生があると、その他の圃場へも病害が伝染する可能性もあります。①作業に用いた道具について土が付着したものは水でしっかりと洗いましょう。 付着した土を洗い流して、農具の劣化を防ぐことで、折れたり欠けたりする破損予防につながります。 乾いた布などで水分を拭き取ったり、天日干しなどして水分を除いたら、防錆潤滑剤や農機具用オイルなどをぬって錆止めをしましょう。②保管の際は、長期間にわたって日光が当たったり、湿度が高い環境は避けましょう。 このような環境では、農具が劣化しやすいため、日光が遮られて比較的乾燥した場所へ保管しましょう。③保管する場所については、ある程度、整理整頓してどこに何があるのかすぐに分かるようにしておけば使いたい時に使いたい農具を探しやすくなります。ホームセンターなどで入手できるフックや棚などを利用して作業ごとや農具ごとにまとめておけば、家族でも共有して使うことができます。また、保管場所の通路については、農具などでふさがないように動きやすくしておくことで、ケガの防止や作業効率の向上につながります。その他、はさみ等については、油が切れてくると重くなったりすることがあります。定期的に注油するなどしてから使用しましょう。 主な道具の紹介●鍬くわ長方形の平ぐわや、刃先が3本の三ツ鍬、4本の四ツ鍬などの種類があります。平ぐわは、田畑の土を耕うんしたり、畝を立てたりするのに使いやすい道具です。また、刃が複数に分かれた三ツ鍬、四ツ鍬は深く掘れるため、イモ類の収穫や、野菜の収穫終わりに株を抜いたりする時に使い易い道具です。●スコップ先端が三角にとがった剣スコと、先端が四角い角スコがあります。剣スコは、先がとがっているので穴を掘る作業に向いています。●カマ草刈りガマが定番になりますが、この他に刃がノコギリのようになっているノコ鎌もあります。●ホー草削りともいわれる除草用の農具です。半月型の刃の部分で草の根をかき切ります。この他に、二等辺三角形の形をして二辺に刃がついた三角ホーもあります。長柄のものは、腰を落とさずに使えるので楽に作業が行えます。●レーキ畑の地ならしや草かき、たい肥の施用、落ち葉やわらなどを集める作業に使われます。農作業にはさまざまな道具がありますが、それぞれの作業にあった道具を使い分けることで作業の効率を上げることができます。道具の特性などを活かしながら作業を安全に行っていきましょう。前述した道具についてご要望の場合は、お近くの購買店舗へお問い合わせください。今月の運勢 双子座5/21~6/21【全体運】思い悩みやすい傾向あり。あれこれ気にしないで、開き直ってしまうのが正解。花を飾るのも運気上昇に効果的【健康運】リラックスが大事。深呼吸をしましょう【幸運を呼ぶ食べ物】カブ

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