JAみはら12月号273
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6JAみはら 2015 DECEMBER6 亜主枝の背面から上向枝として伸び側枝が拡大して、亜主枝と競合している場合、亜主枝が健全であれば早めに間引くようにします。亜主枝が下垂ぎみで衰弱傾向にあれば、切り換えて亜主枝とします。⑷枝の切り方枝の切り方には、大きく分けて切り返しと間引きの2つあります。①切り返しは、今年伸びた枝を途中で切る方法。 枝を伸ばしたい主枝、亜主枝や側枝の先端部の切り方。②間引きは枝を除くときの切り方で、せん除したい枝の発生位置(分岐部分)まで戻って切り、新たに枝が出ないようにします。③切り口の処置…太い切り口にはトップジンMペーストなどの癒合剤を塗布して乾燥によるひび割れ、枯れ込みを防ぐようにしましょう。⑸樹形・樹姿樹の形にはカキ、クリなどは当初は変則主幹形で樹を大きくし、成木になったら作業性を考え、開心自然形に樹形改造をはかります。またモモ・ウメ・イチジクなどは3本仕立ての開心自然形より双幹形(2本主枝)が、成木になってからの作業性を考慮すると非常に良いと思います。ブドウの仕立ては、長梢せん定仕立て(X型自然形整枝)と短梢せん定仕立て(平行型整枝)があります。「長梢せん定」は主枝4本を対角線上に伸ばす方法。デラウェアや巨峰などの栽培に取り入れられています。「短梢せん定」は主枝を平行に配列し、短い結果母枝を、20㎝間隔で左右に配置する整枝法。主枝4本のH型整枝が普通です。枝の間隔は1・8mから2m、主枝の長さは5mから7m。家 庭 菜 園担当 成末 直美これから気温が下がり、本格的な冬がやってきます。今年の冬は、暖冬と言われていますが、気温が下がると家庭菜園では、これまでよりも作物の生育が緩慢となるため、これからは保温が必要になります。簡単な保温方法についてご紹介しておきますので参考にしてください。①プラスチックフィルムをトンネル状に覆うと、日中の温度上昇が良くなるので、保温力が高まります。※ただし、春先の気温が上昇し始めると、トンネル内の温度も上昇するので作物に影響を与えることがあります。日中の換気を行いトンネル内の温度調整を行いましょう。②寒冷紗や不織布などをトンネル状に覆うと、プラスチックフィルムほどの保温性はありませんが、露地よりも成長が良くなります。特に、低温性のコマツナ、シュンギク、ホウレンソウなどが適しています。●たまねぎ今年も、たまねぎの苗の植え付けが終わられていると思います。たまねぎにとって、1番の脅威は病気です。特に、白色や灰色の霜状のかびが発生する『べと病』はたまねぎにとって主な病気で、早ければ年内、春先の5月ごろになると病気が激しく蔓延する場合もあります。昨年、植付けて病気が発生した圃場へ今年も定植した場合は注意が必要です。また、年内に雨が多く湿度が高かったり、温度もあまり下がらないような気候でも発生しやすくなります。病原菌は、これから気温が下がってくると、発生や被害はあまり目立たない傾向にありますが、2月下旬から3月にかけての防除が、その後の病気発生に影響を与えます。2月下旬から3月になると、春に向けて気温が上がってきます。すると病原菌の発生が増えてくるため、この時にしっかりと抑えておくことが重要です。主な薬剤を載せておきますので、参考にしてください。○ダコニール1000フロアブル(殺菌剤)希釈倍率1,000倍収穫7日前まで使用回数6回以内10aあたり100~300L病気の予防効果が高い薬剤です。発病してから散布するよりも、発病する前に散布することで、急激な病気の蔓延を抑えることができます。○プロポーズ水和剤(殺菌剤)希釈倍率1,000倍収穫7日前まで使用回数3回以内10aあたり100~300Lダコニールの成分と治療効果のある成分が含まれています。春先、気温が上がってきて病気が発生した際に散布しましょう。※使用回数にご注意!先にダコニール1000を使って、プロポーズ水和剤とを使用する場合は、併せて6回以内の使用回数となっていますのでご注意ください。今月の運勢 双子座5/21~6/21【全体運】思い込みが激しくなる暗示。行動前に人の助言を聞いてみる、心のゆとりを持って。冷静さアップには芸術鑑賞を【健康運】おおむね良好。スポーツを満喫する好機です【幸運を呼ぶ食べ物】キンメダイ

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