JAみはら2月号275
5/16

5JAみはら 2016 FEBRUARYはるかの収穫と果実管理はるかの収穫は、完全着色を基本に1月下旬に収穫します。収穫後は、ス上がり軽減と食味・貯蔵性向上のため、7%程度予措します。軒下の風通しが良い場所で行います。目安のコンテナに札をつけて定期的に計測しながら予措の程度を確認してください。(予借が効いていない果実は腐敗しやすくなります)落 葉 果 樹担当 高橋 敏行(広果連)当期の管理は進んでいると思いますが、改めて管理の進み具合や栽培されている園地の状態を確認しておきましょう。●粗皮削りなどの耕種的防除●樹が育つ基盤となる土づくり●平坦地、水田転換園の排水対策耕種的防除の実施昨年も害虫ではヘタムシガ、カメムシ、カイガラムシ、モモのハモグリガ等の発生が多くみられました。これらの幼虫の多くは樹皮の割れ目や太い枝に繭を作り越冬します。病害虫の越冬密度を下げておくことは、生育期間中の病害虫の発生を抑えることにつながります。これら越冬害虫を減らす手段が、粗皮削りです。また晩腐病、べと病、縮葉病、さび病など病気はカビの一種のものが多く、落ちた葉や果実で越冬します。落ちた葉、果実、罹病している小枝やせん定枝、ぶどうの巻きひげや結果母枝の枯死部分は丁寧に取り除き、園内に放置しないで穴を掘って埋めます。それからかびなどの病原菌は外傷から侵入します。せん定で作った切り口(特にノコギリによる)にはトップジンMペーストを塗っておきます。耕種的防除は病害虫防除の大切な作業です。モモやスモモのコスカシバ対策では虫糞をみつけたら、粗皮削り、穴を見つけたら針金などを差し込んで幼虫を捕殺します。また、いぼ皮病の病斑は削り、日焼け防止剤として、ホワイトンパウダーを塗布します。土づくり土づくりは堆肥などの有機物の施用と苦土石灰の施用、そして中耕などがまだの園地では、先月に引き続き、有機物・石灰資材を施用後、中耕を行い、根が活動しやすい土壌条件を整えてください。排水対策の留意点水田転換の果樹園を回ると、明きょなど設置している畑は多く見かけますが、園外への集排水路が完備している園は少ないです。また、折角作ってあっても葉っぱやごみで埋まっているところもあります。点検してください。独立樹が生産・品質の安定せん定も最盛期から終盤に入ってきますが、取り組んでいて頭を痛めるのが密植状態です。傘をさして樹と樹の間を通れるくらいにしたいものです。そして作業を楽にしていくために樹高を低くすることが大切ですが、すぐ主枝を切り戻しても復元してしまいます。まず、第2亜主枝を短縮し、第1亜主枝が充実させることから取り組んでください。冬季せん定は樹液の流動が始まる2月中ごろまでに済ます2月に入ると暖かい園地では、樹液の流動が始まります。樹液の流動までには、せん定を終えてください。樹液の流動が始まりますと、切り口の癒合が悪くなり、枯れこみを生ずることになります。●石灰硫黄合剤の散布年間の防除を楽にするため、2月から3月にかけて石灰硫黄合剤を散布しておくことが重要です。品種別の方法は別表のとおりです。●ブドウの芽飛び対策主枝形成中の若木や樹勢が強く徒長している樹では、発芽が揃わないことや、主枝延長枝の基部から中間部にかけて発芽しないことがあります。このような樹には、芽傷処理をして、発芽を促進します。処理適期は、樹液流動が始まる直前の2月下旬~3月上旬です。先端の2~3芽は発芽しやすいので処理せず、それ以外の発芽させたい芽に芽傷処理を施します。芽の5㎜程先に、芽傷バサミ、せ品 種時  期対  象倍  数モモ・スモモ2/下~3/上縮葉病、黒星病7~10倍カ  キ3/下越冬病害虫7~10倍イチジク3中~下越冬病害虫7~10倍ブ ド ウ3中~4上(発芽前)越冬病害虫7~10倍【全体運】ストレスをため込みやすい暗示。背伸びせず、自分らしさを忘れないで。気分転換には自然に触れるのがベスト【健康運】スキンケアに力を入れて。体調に好影響【幸運を呼ぶ食べ物】ダイコン今月の運勢 牡牛座4/20~5/20

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

page 5

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です