JAみはら4月号277
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5JAみはら 2016 APRIL柑 橘担当 石川 祐介(広果連)●品種更新品種更新の際には、適地性と労力配分を考えることが重要です。不適地では品種が本来持つ特性を発揮できないため、園地条件に適合する品種を選択します。また優良品種でも労力が集中して適期に作業ができない場合があるので品種構成を考慮して、更新しましょう。●苗木の植え付け注文した苗木が入荷したら、根についている土を水で洗い、一晩根を水につけておきます。翌日、根が重ならないよう広げながら土をかけて植え付けます。土は接木部が隠れる程度にかけます。苗は夏芽または秋芽のコブの下で切り返します。植えた後に、十分にかん水を行います。かん水を行うと、土が下がるので再度土を覆います。芽かき後植え付け後は抑草目的で黒ポリマルチし、苗木が倒れないように支柱を立てて誘引します。苗木を早く生育させ未収益期間を短くするため、10日間隔で葉面散布を実施しましょう。●接木での品種更新接木の利点は、苗木に比べて早期に収量を増加させることができ、更新にかかる経費が少なくて済むことです。しかし、苗木に比べて樹勢が弱りやすく、樹の寿命が短くなる欠点があるため、若く樹勢の良い健全な樹を中間台木としましょう。●温州みかんの隔年結果防止対策生理落果防止生理落果を防止させる目的で開花1か月前からカルシウム剤を散布します。芽かき花と芽の養分競合を防ぐため、着花している周辺の芽を除去します。●温州みかんのせん定平成28年産は着花が少ないと予想されます。《着果が少ないと予想される園地》花を見てから軽いせん定に留める。《着花が多いと予想される園地》春芽の発生を促すため、予備枝をとる。●中晩柑類のせん定大玉果を生産するためには春芽を発生させることが重要です。新しい葉は古い葉に比べ養分を作る力が優れ、果実肥大に大きく影響します。混み合っている枝の間引き、長く伸びすぎた枝の切り返し、枝先の整理を行い、樹冠内部まで光を当て新梢の発生を促します。●春肥の施用春肥を施用していない園地は、できるだけ早く施用します。春芽の充実や幼果の生育など生育初期に重要な肥料となります。また春肥の吸収効率を高めるために、春草の除草をおこないましょう。●病害虫防除クワゴマダラヒトリ(ケムシ)芽や花を食害され、被害が甚大な園地では収穫量が減少します。園地ごとの発生状態を確認し、発生が見られる場合はダーズバン乳剤:1,000倍で防除しましょう。●かいよう病防除発芽後に散布する場合は、薬害の軽減のためICボルドー66D:40倍にアビオンE1,000倍を混用して散布します。またせん定時には、罹病した部分は除去して病原菌の密度が上がらないようにします。●葉面散布樹勢を強化して、発芽を揃えるため、葉面散布を行いましょう。発芽前は尿素で、発芽後は窒素系液肥で、7~10日間隔で散布してください。芽かき前【全体運】面倒見の良さを発揮することで、対人運がグンと上昇しそう。笑顔キープも忘れずに。気分転換には散歩が最適【健康運】毎日、軽い運動をすると体調に好影響大【幸運の食べ物】コウイカ今月の運勢 牡牛座4/20~5/20

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