JAみはら5月号278
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5JAみはら 2016 MAYジベレリンが十分に吸収されるには、処理後、湿度80%以上で、8時間以上経過する必要がありますので、湿度の下がりにくい夕方に処理を行ってください。また、乾燥している場合は、処理前にかん水を行って圃場の湿度を高めてください。●イチジク芽カキイチジクは、葉が大きく、新梢の伸長も旺盛で、油断するとすぐに込み合い、懐枝の日当たりが悪くなってしまいます。混み合った部分の立ち芽を中心に芽カキしてください。捻枝・誘引樹勢の強い若木などでは、枝が立ち気味となるため、栄養生長型となり、熟期が遅れます。また、枝が立つと、懐に光が入りにくく、果実の着色も悪くなります。熟期を早め、樹形を整えるためにも、捻枝・誘引を行ってください。特に強い枝は、捻枝をしても、しばらくすると、元に戻ってしまいます。必要に応じて、マイカー線等を用いて誘引を行ってください。また、骨格形成中の樹で、主枝、亜主枝が立ち過ぎている場合は、合わせて、主枝、亜主枝を誘引して引き下げてください。かん水新梢伸長期に土壌水分が多いと、葉が大きくなるとともに、枝が徒長するため、果実に光が当たりにくくなる、といった弊害が出ます。この時期のかん水は控えめにし、降雨がなく乾燥するようであればかん水する程度としてください。そうか病防除そうか病は、果実に発病すると、褐色~灰白色の病斑を多数形成します。そのため、感染した果実は、外観が著しく悪く、商品価値を失うこととなります。発芽期~梅雨時期にかけて降雨日が多いと感染が助長され、被害が大きくなります。また、葉、枝、果実の幼若な組織を侵すことから、初期の防除が重要となります。5月中旬に、アミスター10フロアブル1,000倍液を用いて防除してください。●モ モ摘 果摘果には、不要な果実を取り除き、養分競合を少なくすることで、肥大促進、生理落果防止、樹勢衰弱を防止するといった効果があります。・時 期摘果は、早いほど良いのですが、不受精果と受精果の区別、果形が判断できる、生理落果が終わったころから行います。予備摘果満開後20日頃から開始します。花粉のある品種で、摘蕾をしていない場合は、早めに実施します。花粉が無いまたは少ない品種では、結実がはっきりする満開後30日頃から行います。予備摘果では、上向果を優先的に落とし、縦長で果形の良いものを残します。核割れを起こしやすい双胚果は、満開後40日以降になると単胚果に比較して、大きく丸みのある果実になりますので摘果します。正常果は単胚果で左右のふくらみが6対4くらいです。(写真の左の果実)丸い果実が多い場合は、適正着果量の1~2割程度多めに残し、仕上げ摘果で核割れのない果実を残して適正着果量にします。仕上げ摘果生理落果の少ない品種では、満開後40~50日頃から行います。生理落果の多い品種では、満開後75日頃に実施します。●カ キ5月に入ると芽カギに続いて、摘蕾を始めてください。作業が遅れると、枝や蕾の基部が硬くなり、ハサミを使って、芽カキ、摘蕾を行うこととなります。効率よく作業を行うためにも、適期に管理してください。摘 蕾カキは、摘果ではなく摘蕾が基本となります。・時 期開花の15~10日前に行い、1結果枝に1~2蕾程度を残します。・残す蕾①ヘタが4枚とも正常で大きいもの②結果枝の中央にあるもの③横向きや下向きのもの、④他の果実や枝に接触しないものなどを残します。芽カキ主枝・亜主枝の背面から出る新梢など、日当たりを悪くする新梢をかぎ取ります。捻 枝側枝の確保、日焼け防止、受精の調整、翌年の結果母枝の確保のため、芽カキと合わせて捻枝も行ってください。あたたかい日が増え、本格的にやさい栽培の取り組みがはじまります。それと同時に増えてくるのが、「害虫」です。今回は、その害虫対策について少し述べてみます。家 庭 菜 園担当 成末 直美【全体運】積極性アップ。やってみたいことがあれば、どんどんチャレンジを。ハイキングなど、アウトドアレジャーも吉【健康運】新陳代謝の活性化で、より元気モードに【幸運の食べ物】コゴミ今月の運勢 牡牛座4/20~5/20

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