JAみはら5月号278
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6JAみはら 2016 MAY①粘着シート羽がついたアブラムシ類やコナジラミ類などは、黄色いものに寄っていく習性があるので、「黄色い粘着シート」を野菜よりも高い位置に設置すると捕殺することができます。②防虫トンネル(防虫ネット)虫が野菜に寄ってきて卵を産み付けたり、住み付いてしまわないように野菜を覆う資材です。ある程度、野菜とネットの間に空間を開けておくことがポイントです。③コンパニオンプランツやさいの生育を助けたり、害虫が嫌う匂いを発する「コンパニオンプランツ」を株間や畦間に植えることで、被害を抑える方法もあります。さまざまな資材や植物を併用して、今年もたくさんのやさい収穫を目指しましょう。獣害被害対策について①ワイヤーメッシュ柵網目状に金属を溶接した柵です。設置する際は、まずワイヤーメッシュ柵のタテ筋とヨコ筋を確認しましょう。イノシシなどが柵をくわえて引っ張る行動に対応できるよう、タテ筋を外側に、支柱は、柵に対してほ場側になるように設置するのがポイントです。さらに、柵を持ち上げられないように支柱を地面へしっかりと固定しましょう。2枚目以降の設置時、継ぎ目は、メッシュ同士を重ね合わせて固定しますが、ほ場の窪みや坂などに対応する際は、補強を兼ねて大きく重ね合わせて設置しましょう。イノシシは、柵にぶつかると柵沿いに歩き、柵の途切れた『すき間』から進入する習性があるので、定期的に柵の見回りを行い、必要があれば改善しましょう。また、柵の上部を10㎝程度、ほ場の外側へ折り曲げると、イノシシの場合、柵を飛び越えられるか判断しづらくなるため、柵の飛び越え防止に繋がるので、特に被害が多い箇所などは行ってみると被害の軽減につながります。特に、ほ場の隅などは柵の継ぎ目となり、強度が弱くなるので侵入されやすい部分となります。そこで、テコの原理を利用するなどして柵自体を曲げてカーブ状にしたものを設置すると強度を落とすことなく設置できます。②電気柵電線に、電気を流して害獣に対して、感電させて電気柵は「危険だ」と学習させて、追い払うタイプの柵です。設置する際、支柱は3~5m間隔で立て、ガイシは必ず、ほ場の外側へ向けて設置しましょう。イノシシを対象として設置する場合、「電気」が有効な部位は、「鼻と、お腹」です。電線(ガイシ)の位置(高さ)は、それに合わせた高さ(地面から20㎝間隔)になるよう設置しましょう。また、設置の際は、対象動物に応じて高さを調整し、きちんと電気が流れるように、50~100mおきに上段と下段の電線をつないでおきましょう。設置場所にアスファルトやコンクリートがある場合は、害獣に感電させるため、そこから50㎝程度離し、電線に当たった時、害獣の足がアスファルトから外れるようにしましょう。また設置の際は、電線をピーンと張ってしまうと電気を通すスチール線がコードの奥に潜り込んでしまい、感電させる効果が下がってしまいます。そのため、なるべくピーンと張らずに多少余裕をもたせて張るのがポイントです。設置後は、電線に雑草が触れてしまうと漏電して電流が弱まるので、定期的に見回りを行い、電圧の確認も行いましょう。タテ筋が外側になるように設置ほ場の外側ほ場の内側窪みは大きく重ね合わせる標準的な設置図(イノシシの場合)4~5m20cm50m毎に上下を結線する3000~5000Vは確保する20cm50cmマイナスがアース20cm本体に屋根をかけておくとよいアースは1m以上離れた湿った場所に深く(30cm以上)埋め込むやさいコンパニオンプランツ期待できる効果キャベツたまねぎカモミール生育を助ける、味が良くなるにんじんチャイブアブラムシを防いで生育を助けるトマトマリーゴールドコナジラミの被害を軽減するキャベツミントチョウチョウが近寄りにくいのでアオムシの被害を軽減するトマトにんじんパセリ生育を助ける、味が良くなるマメ類にんじんローズマリー生育を助ける、味が良くなる今月の運勢 双子座5/21~6/21【全体運】協調精神を大切に、笑顔で思いやりを発揮したい期間です。気晴らしにはミュージカルやオペラ鑑賞がお勧め【健康運】うっかりしがち。小さなけがに注意して【幸運の食べ物】イチゴ

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