JAみはら7月号280
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7JAみはら 2016 JULY雨の多い時期です。ほ場の排水対策は万全でしょうか?対策内容は、先月号を参考にしてください。●梅雨が明けたら…梅雨が明けると、これからの強い日差しと時々起こる夕立で、作物の生長が促されます。同時に、雑草ものびのびと生長してくる時期となるので、定期的な草刈と除草剤の散布を組み合わせた管理も行いましょう。梅雨が明けて、気温が上がってくると夏野菜の収穫が最盛期を迎えます。同時に晴天が続くときには水やりが欠かせません。特に盛夏期は、高温と水不足から作物の生育が悪くなることがあります。まずは、敷きわらやマルチなどで乾燥を防ぎ、朝か夕方の涼しい時間帯にしっかりとかん水を行いましょう。しっかりとかん水を行うには、土の深い部分にまで浸透させるための水量が必要です。そのためには、ホースなどを使って畝間にかけ流しをしたり、株の近くに水の通り道を作ってやると浸透しやすくなります。《水切れのサイン》表面の土が白くなり、作物の葉がしおれていると水が不足しているサインです。朝か夕方にしっかりとかん水しましょう。●追 肥長期に収穫を行う果菜類は、養分の供給が必要です。基肥として使われている資材にもよりますが、収穫始めごろから約1~2週間おき程度に施すのが目安です。また、追肥は根がすぐに肥料を吸収しやすくするため、根の少し先の方へ施します。はじめの追肥は、株元の近く、実が大きくなるころからは、株元から少し離して施しましょう。本格的な夏野菜の収穫を控え、これから除草作業や病害虫防除、摘果や追肥など様々な作業があり、忙しくなってきます。日中は湿度も高く思った以上に体力を消耗しています。作業は適度に休憩家 庭 菜 園担当 成末 直美を取りながら行いましょう。●鳥獣被害対策について果菜類の収穫と同時に、必要な対策の1つが鳥獣被害対策です。毎年、狙われている作物がある場合は、ほ場の周りに柵を張るのと併用して、以下の対策を参考にしてみてください。①竹マルチ植え付けられたサツマイモについて、例年、収穫が近づいてくると猪などに狙われやすくなってきます。そこで、畝の上を竹で覆ってみましょう。さらに竹と竹同士を支柱に固定しておけば猪の堀上げを防ぐことができます。②防鳥網手軽に使われる防鳥資材です。使用する際は、作物と網との間に空間をしっかりととるようにして張りましょう。また、網の裾はきちんと閉じてすき間がないようにしましょう。裾にすき間があると、小さな鳥が地面を歩いて網の中へ侵入してしまうことがあります。③テグスなど透明で強度のある糸です。鳥の羽ばたきの邪魔になるように、着地体制をとる時の高さと羽を広げる幅である1~2m程度の高さと間隔で張り巡らせます。さらに、鳥が着地してから、ほ場の横から侵入がある場合は側面へネット等を張り補強しましょう。④防虫ネットや寒冷紗など草丈の低い葉菜類は、防虫ネットなどで地面とのすき間なく覆っておくと、鳥による被害と害虫を同時に予防できます。トンネル支柱を立てて、畝全体を覆ってみましょう。株の周りに溝を切る根の張りが浅いキャベツやホウレンソウ、レタスなどは、水不足になりやすい。株の周囲に溝を切り、ハス口をはずしたジョウロで、葉に水がかからないようにたっぷり水を入れて浸透させる。今月の運勢 蟹座6/22~7/22【全体運】自分に自信が持てるはず。未知の分野であっても意欲的に挑戦して。新装開店した場所や新発売の品につきあり【健康運】おおむね良好。スポーツに励むと楽しめます【幸運の食べ物】アユ

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