JAみはら10月号283
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夏秋梢処理前夏枝節春枝夏秋梢処理夏秋梢処理前夏秋梢処理後※複数発生している夏秋梢の枝から、先端1本にする。※強い枝の場合は、節の上で切り返す。弱い枝の場合は節の下で切り返す。夏秋梢処理樹勢が強い樹(特に若木)の場合夏秋梢処理後4JAみはら 2016 OCTOBER中晩柑類引き続き、園地を見回り、小玉果や傷果、日焼け果等を摘果し、品質を揃えます。秋肥の施用秋肥の施用目的は、樹勢回復、耐寒性の向上、来春の発芽や開花などに必要な貯蔵養分蓄積のための重要な肥料となります。施肥時期が遅れると地温の低下により、根の吸収力が低下します。従って、施肥時期が遅れないようにしてください。なお、中晩柑類では9月の初秋肥時に、フルーツ元気BB200を施用した園地では、今回の秋肥を施用する必要はありません。カルシウム剤の散布温州みかんは、浮皮軽減、品質向上を目的にカルビタPの散布を、中晩柑類は果皮強化を目的にカルビタを散布します。散布時期は9月中旬、10月上旬となります。枝つり着色枝折れやスレ傷防止を目的に垂れ下がっている枝は枝つりを行いましょう。病害虫防除ミカンハダニ着色不良の原因となるため、ハダニの発生がみられたら、発生密度の低いうちに防除を行います。特に、乾燥が続く場合は発生しやすくなりますので注意しましょう。●温州みかん極早生みかんの採収、選別、出荷着色基準に従い、食味の良い園地および樹から収穫を開始します。収穫する時は、ハサミで果皮を傷つけないために二度切りします。収穫した果実は、荷受け基準に沿って家庭選別を行います。選別場所は明るくして、生傷や着色期のアザミウマ被害果など腐敗に繋がる果実は出荷しないよう家庭選別で排除してください。温州みかんの不作樹について樹上選果収穫前に日焼け果などを摘果します。夏秋梢の処理不作樹では、春枝の先端から夏秋梢が発生しています。樹勢が強い樹(特に若木)は複数発生している夏秋梢の枝から、1枝1本に整理します。春芽を発生させる場合は、春枝と夏枝の節(境目)の上で切り返します。直立した強い夏秋梢は、樹形を乱すため、基部から間引きます。秋肥について来春の着花過多を防ぎ、春芽を確保するため基準通り施用します。病害虫防除腐敗防止剤の散布来月から早生みかんの収穫および出荷が始まります。今月下旬には早生みかんの腐敗防止剤散布の適期となります。腐敗防止剤を散布し、緑かびや青かび病など病原菌の抑制をはかります。アザミウマ類先月と同様に、着色期にアザミウマ類の発生がみまれたら防除を行います。樹勢回復対策収穫が終了した極早生温州は、樹勢回復のため、尿素300倍を7~10日間隔で2~3回程度散布しましょう。特に、フィガロン乳剤を散布した園やマルチ被覆園は、樹勢が低下していますので必ず実施してください。●中晩柑類レモンの収穫レモンは果実の横径が55㎜(M級果)以上になった果実から収穫を始めます。この時期に収穫する果実は果皮が未熟で体質が弱く、軽度の衝撃でもヤケが発生します。収穫かごやコンテナの底にクッションを敷くなどして、衝撃を与えないようにしてください。また選別時も同様に、果実の取り扱いを丁寧に行いましょう。夏秋梢処理かいよう病の感染防止、果実肥大の促進、翌春の充実した春芽の確保を目的に夏秋梢の処理を行います。処理後、晩秋芽が発生したら、その都度除去します。しらぬひやはるみの夏秋梢は、翌年の結果枝として利用するため、貧弱な枝を間引き、強い枝を残し充実させます。ミカンハダニ被害果【全体運】気まぐれになりやすい時期です。いいかげんな言動で周囲ともめないよう、ご用心。芸術鑑賞をすると開運効果が【健康運】栄養バランスに気を遣い、体調を整えて【幸運の食べ物】エリンギ今月の運勢 牡羊座3/21~4/19

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