JAみはら12月号285
6/16

6JAみはら 2016 DECEMBER返しと間引きの2つあります。①切り返しは、今年伸びた枝を途中で切る方法。 枝を伸ばしたい主枝、亜主枝や側枝の先端部の切り方になります。②間引きは不必要な枝を除くときの切り方で、せん除したい枝の発生位置(分岐部分)まで戻って切り、新たに枝が出ないようにします。③切り口の処置…太い切り口にはトップジンMペーストなどの癒合剤を塗布して乾燥によるひび割れ、枯れ込みを防ぐようにしましょう。⑸樹形・樹姿樹の形にはカキ、クリなどは当初は変則主幹形で樹を大きくし、成木になったら作業性を考え、開心自然形に樹形改造をはかります。またモモ・ウメ・イチジクなどは3本仕立ての開心自然形より双幹形(2本主枝)が、成木になってからの作業性を考慮すると非常に良いと思います。ブドウの仕立ては、長梢せん定仕立て(X型自然形整枝)と短梢せん定仕立て(平行型整枝)があります。「長梢せん定」は主枝4本を対角線上に伸ばす方法。デラウェアや巨峰などの栽培に取り入られています。「短梢せん定」は主枝を平行に配列し、短い結果母枝を、20㎝間隔で左右に配置する整枝法。主枝4本のH型整枝が普通です。枝の間隔は1・8mから2m、主枝の長さは5から7m。倍朝と夜の気温が下がり、寒さも少しずつ厳しくなってきました。また、空気が乾燥する日も多くなっているので、風邪をひかないように注意しましょう。●たまねぎの病気対策昨年は、12月の気温が高く、雨も多かったため、たまねぎの病気が多発しました。今年は、病気の対策をしっかり行って、来年には大きなたまねぎが収穫できるようにしましょう。●『たまねぎによく発生する病気は?』①べと病気温が15℃程度で、雨が多い時期が続くと発生しやすい病気です。ひどい場合は、病気の発生した部分に盛り上がったカビが発生することもあります。対 策⑴定植後~春先『苗を定植して、活着したころ』と『2月中下旬から気温が上がってくるころ』に防除を行うと有効です。定植してから年末の間で病気に感染し、気温の上がってくる2月から急激に病気が多発する場合が多いので、まずは、年内のうちに病気にかからないようにするために1~2回防除を行いましょう。その後年末から2月上旬ごろまでは、気温が低い時期となるため、目立って病気の発生や症状が現れることは少ないです。そして2月中旬~下旬ごろから気温が上がりはじめるので、このタイミングで防除を行っておきましょう。また、年明けごろから2月ごろまでで、年内に病気に感染した株(葉が色あせて草丈が小さい。または、株全体に灰色でホコリのように付着したカビがある。など)を見つけた場合は、早めに抜き取るのも病気を急激に発生させない方法の1つです。そのままにしてしまうと、2月から気温の上昇が始まるとともに、病気を周囲の株へも伝染させてしまう場合もあります。特に、株全体の異変があるものについては注意しましょう。⑵春先~収穫2月中下旬から気温が上がり始め、4月からはさらに暖かくなり、また、たまねぎが肥大し始める時期となります。この時期も、病気が発生しやすい時期です。特に、『気温15℃程度で、雨の日(または曇りの日)が多い場合』は、病気の発生条件が揃うことになります。このような場合は、追加防除を行い、病気の発生を抑えましょう。②白色疫病定植後~生育初期の降雨や、2月~4月にかけて暖かく、雨が多い場合に発生しやすい病気です。生育に勢いがなくなり、青白色の病斑をつくり、葉が折れ曲がって、株が委縮してしまいます。対 策比較的、雨が多い場合に発生しやすい病気です。前述の『べと病』と同様に、雨が多い時期には、注意して防除を行いましょう。雨によって土表面から水の跳ね上がりで葉に病気の菌が付着することで発生する場合もありますので雨が多い時期は注意しましょう。●対策農薬の紹介前述の各病気についての対策農薬を紹介しますので、参考にしてください。家 庭 菜 園担当 成末 直美農薬名適用病害写真希釈倍率使用時期使用回数総使用回数ダコニール1000フロアブル白色疫病灰色かび病べと病1000倍収穫7日前まで6回以内6回プロポーズ顆粒水溶剤白色疫病灰色かび病べと病1000倍収穫7日前まで3回以内※ダコニール1000フロアブルとプロポーズ顆粒水溶剤を併用する場合は、一部、同一成分が含まれているので、総使用回数は6回です。(プロポーズ顆粒水溶剤を3回使用すると、ダコニール1000フロアブルは3回まで使用できます。)今月の運勢 双子座5/21~6/21【全体運】優柔不断になりやすいかも。信頼できる相手に相談し、助言を求めて。気分リフレッシュにはダンスなどが吉【健康運】上々。スポーツに励み、楽しむのが正解【幸運の食べ物】キャベツ

元のページ 

page 6

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です