JAみはら2月号287
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JAは、平成29年産米より「ヒノヒカリ」を「恋の予感」に切り替えます。近年の温暖化により、ヒノヒカリの品質低下が問題となっていました。この問題を解決するために、耐暑性に優れた「恋の予感」へ切り替えを行います。○これまでの経緯 ヒノヒカリは、県内南部を中心に多く作付されていましたが、近年では、夏季の高温による「未熟粒」や「白未熟粒」が多発し、検査等級の格下げ原因のみならず、販売環境にも影響を及ぼしていました。そこで、広島県やJAグループ広島、広島県穀物改良協会などは、夏季の高温でも玄米品質が低下しにくい「耐暑性品種」の導入検討試験を進めてきました。その結果、「恋の予感」は、耐暑性・食味に優れていることが確認されたため、平成27年に奨励品種に採用されました。 その後、県内各地で順次、栽培が開始され、平成29年産よりヒノヒカリから恋の予感へ切り替えが行われます。○「恋の予感」とは? 「恋の予感」は、(独)農業・食品産業技術総合研究機構近畿中国四国農業研究センターで育成された、「きぬむすめ」の良食味性と「中国178号」の耐病性を組み合わせた品種です。 高温下で栽培しても玄米品質はヒノヒカリよりも良質で、止葉が長いため受光体勢に優れ、食味もヒノヒカリと同等の評価をされています。炊飯すると、1粒1粒の粒感がしっかりしており、酢飯や炊き込みご飯にもおすすめです。 名称は、一般公募により選定されました。由来は、「ひとたび食すると、恋するようなときめきや情熱のあるお米となることを願って」つけられました。○栽培のポイント【その1】水がしや芽出しの際、他の品種と比べて芽が出やすく、育苗期間中も葉が長く伸びやすいため、温度管理に注意しましょう。【その2】収穫時期は、ヒノヒカリと比べて2~4日程度遅いですが、収穫時期は、籾の色を見て判断しましょう。【その3】夏季に田の表面が極端に乾くような場合には、水分の補給を行いましょう。特に、落水後の極端な乾燥は、籾の充実に影響を与えるので、注意しましょう。恋の予感の導入13JAみはら 2017 FEBRUARY 住所参加者名主な栽培品種✂ キリトリ線 ✂ご記入いただいた後、2月10日(金)までにお近くのJA窓口へお持ちください。恋の予感生産者大会 参加申込書◦お申込み 締め切りまでにお近くのJA三原窓口へ以下の申込書をお持ちください。◦締め切り平成29年2月10日(金)◦担当部署 経済部 営農課 ☎(0848)63-3438【写真提供】西日本農業研究センター恋の予感ヒノヒカリ〈左〉恋の予感〈右〉ヒノヒカリ今月の運勢 山羊座12/22~1/19【全体運】人を当てにせず「自分のことは自分で」という姿勢が運気上昇の呼び水に。精神面の充実を図るのも大賛成【健康運】不注意でのけがにご用心。冷静に行動を【幸運の食べ物】デコポン(不知火)

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