JAみはら3月号288
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16JAみはら 2017 MARCH 家庭でできる、簡単な腰痛対策を紹介します。JA尾道総合病院 健康管理センター 保健師 内海 麻弥香日本人の自覚症状の第1位は腰痛です。約10人に1人が腰痛を感じています。腰痛には…の3つの原因があります。 の原因でおこる腰痛は全体の約8割で、自分で予防、対策が立てられます。今回はその方法をお伝えします。1233内臓疾患(尿路結石や胃腸障害、子宮筋腫や更年期障害、腹部大動脈瘤など)や心の病気(ストレス)が原因でおこる腰痛骨や骨格の異常(椎間板ヘルニア、脊柱間狭窄症、骨粗しょう症など)が原因でおこる腰痛筋肉の衰えや硬直による腰痛12は、かかりつけ医や整形外科などで相談および治療をしましょう。大きな筋肉(背筋や大腰筋など)が衰えると、内臓を支える力が低下し、腰椎にかかる負担が増え、腰痛がおこる原因になります。また血行が悪くなると、筋肉が硬直し、筋肉と筋肉の間を通っている末梢神経が圧迫され、痛みなどの刺激がおこります。筋肉の衰えや硬直によりおこる腰痛は、筋肉をしなやかに保つこと、血行をよくすることが大切です。体を温めて、慢性疲労対策をしましょう。ストレッチ(柔軟体操)を行い、筋肉を柔軟に保ちましょう。寝返りがうてるよう、寝る環境を整えましょう。・お風呂につかる(38~40℃くらいのややぬるめの湯船に10分くらいつかるようにすると体温が1℃あがります)・体を温める効果のある食材を食べる(旬の野菜や牛肉や鶏肉、サケやマグロなどの魚、お茶は緑茶よりも発酵している茶葉でほうじ茶・ウーロン茶・紅茶など)・長い時間同じ姿勢で作業や運転をする場合は、1時間に1回休憩をして軽く柔軟体操をしましょう。寝る前のストレッチは体を温めるのでより効果的です。・同じ姿勢で寝ていると、内臓や体の重みで腰を圧迫し、血流障害が起こります。寝返りがうてるような環境を整えましょう。柔らかすぎるマットはお尻が沈んでしまい、寝返りがうちにくくなります。寝返りがうちやすいかどうか、寝るスペースや寝具を見直しましょう。寒いと感じると、無意識に体に力が入り筋肉が硬直し、腰痛の原因にもなります。腰や首もとを冷やさないよう、腹巻きやカイロ、マフラーもおすすめです。

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