JAみはら3月号288
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6JAみはら 2017 MARCH から少量の水を入れ、よく撹拌してからタンクに入れてください。直接タンクに薬液を入れると十分溶けない場合があります。(薬害の発生につながります)発芽前の防除は最重要防除ですから必ず実施してください。倍気温の低さが緩み始めるころですが、暖かい日が待ち遠しいです。今回は、この時期に植えられる野菜について紹介します。●コマツナコマツナは、年間通して栽培でき、また比較的栽培しやすい野菜の1つです。この時期は、気温が低いのでトンネル等、保温対策をする方が早く成長します。コマツナは、耐寒性が強く、生育温度は5~35℃、適温は15~30℃程度と言われています。ほ場の準備と種まき1坪あたり、完熟堆肥の投入と、苦土石灰、JA三原やさい有機189を300gずつ施用し、しっかり耕します。幅1m程度のうねを作り、長い棒などを利用して種の播き溝を作ります。しっかりと水を撒いた後に、播き溝に種をできるだけ均一に播きましょう。(この時期は、保温が必要です。)間引き間引きは、発芽して双葉のころ、特に混みあった箇所を中心に行いましょう。その後、本葉2枚くらいになったころ、4枚くらいになったころにそれぞれ行いましょう。最終的に株間が7~10㎝くらいになるようにしましょう。収穫間引き菜は、随時食べることができますが、収穫の時期としては草丈20㎝程度が目安です。このころになると、本格的に収穫を行いましょう。この時期は、気温が低いので比較的生育期間が長くなりやすいです。生育の様子を見ながら必要であれば随時追肥を行いましょう。追肥は、1坪あたりJA三原やさい有機129を1にぎり程度与えましょう。コマツナは、1年を通して栽培が可能です。また、含まれている栄養素は、カロテンやビタミン類、カルシウム、鉄などが豊富に含まれています。また、アクが少ないため様々な料理に活用できるので、ご家庭でも手軽に使える野菜の1つではないでしょうか。さて、もう1つやさいの栽培について載せてみます。今回は、ミニ野菜の1つです。●にんじん小型の品種「ピッコロ」は今時期の植え付けには、保温が必要ですが小型のため比較的栽培しやすく、またプランター等でも手軽に栽培できます。一般的に、にんじんの種子の発芽に適する温度は15~25℃、生育に適する温度は18~21℃、にんじんのオレンジ色が出るのに適する温度は16~20℃と言われています。ほ場の準備と種まき1坪あたり、完熟堆肥の投入と、苦土石灰、JA三原のやさい有機189を400gずつ施用し、しっかり耕します。120㎝程度の幅のうねをつくり、長い棒等を使ってまき溝を作ります。まき溝に十分にかん水してから、およそ1㎝間隔に種をまいて、土をかけて軽く押さえます。(この時、かける土は種の上およそ1㎝程度が目安です。)軽く押さえておくことで、種が乾燥しにくくなるので、発芽を助けます。保温対策180㎝のビニール等をうねの上にかけて、トンネル状にして保温します。風で飛ばされないように裾に十分に土をかけましょう。発芽後、日中の天候が良い日は裾を開けて換気しましょう。間引き種を1㎝間隔にまいているので、生育が進むと葉が茂ってきます。小型の品種の場合、葉が少し茂ってきたら適宜間引きをします。最終的に本葉4~5枚の頃に株間が4㎝程度の間隔が目安です。通常の大きさの品種であれば、本葉2枚の頃に3~4㎝間隔、本葉4枚の頃に7~8㎝間隔、本葉6枚の頃に10~15㎝程度の間隔を目安に間引きを行いましょう。にんじんの根が長い品種ほど、間隔を広めに取る方が、葉で作られる栄養がたくさん増え、根がより成長しやすくなります。また、間引きしたものは葉まで食べることもできます。追肥間引きのタイミングでJA三原やさい有機129を120g程度施用しましょう。プランター栽培の場合は、水やりを兼ねて液肥を与えると簡単です。また、にんじんの肩の部分が地面よりも出ていると日光に当たって変色(緑色や紫色)するので土をかけておきましょう。収穫ある程度、大きく成長したものから随時収穫しましょう。家 庭 菜 園担当 成末 直美今月の運勢 双子座5/21~6/21【全体運】落ち着いて行動したい時期。焦って動くとミスを誘発するだけなので、冷静に。開運には精進料理を食べると吉【健康運】疲れを感じやすいかも。小まめな休養を【幸運の食べ物】クレソン

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