JAみはら4月号289
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6JAみはら 2017 APRIL どを除去して菌密度を減らします。葉面散布樹勢を強化して、発芽を揃えるため、葉面散布をおこないます。発芽前は尿素で、発芽後は窒素系液肥で、7~10日間隔で散布してください。落 葉 果 樹担当 高橋 敏行(広果連)●ブドウ芽かき展葉5~6枚頃までの生育は、貯蔵養分で賄われています。貯蔵養分を有効に利用できるよう、展葉2~3枚頃から、数回に分けて芽カキを行いましょう。樹勢の強い樹で、早くから芽カキを行うと、残った新梢がますます強くなります。逆に、樹勢の弱い樹で、芽カキが遅れると、新梢数が多いので、1本当りの生長がますます弱くなります。つまり、強い樹は遅く、弱い樹は早く芽カキを行い、新梢の強さを調整し揃えるようにしてください。今年は充実の悪い母枝が多いと思われますので、少し遅めに芽かきを行ってください。葉面散布昨年の日照不足で、落葉が早かった樹は、貯蔵養分が少ないため、新梢の生育が悪い場合があります。新梢の生育が悪い場合は、メリット青など窒素主体の液肥を葉面散布し、生育を促進させましょう。除 草草が繁茂すると、養水分の競合がおこり、新梢の緑化が遅れることとなります。裸地状態にすると、地表に日光があたり、地温が高まるため、根の活動も早まり、生育を早くすることになります。草丈が高くなる前に、除草してください。●イチジク今月は、発芽が始まります。気温の上昇に伴い、生長も進みますが、病害虫の被害も始まりますから注意してください。芽カキ芽カキは、新梢数を調整し、生育を揃えること、樹冠内部の日照を確保することを主な目的に行います。樹勢の強い樹は遅く、樹勢の弱い樹は早く芽カキを行い、新梢の強さを調整し揃えるようにします。病害虫防除そうか病そうか病の被害果は、果皮に暗褐色~白灰色の小斑点を形成し、外観品位が著しく劣ります。展葉初期、幼果期に雨が多いと発病が多くなり、その後、二次感染しますので、初期の防除を徹底してください。トップジンM水和剤1,500倍アイノキクイムシアイノキクイムシは、樹勢衰弱樹に侵入し、樹体内部を食害しながら孔道を作ります。また、株枯病菌を媒介しますので、発生する前に予防が重要です。被害部の症状は、主幹部などの太枝に、直径1~2㎜程度の穴を開け、木屑を出しています。今月中に、ガットサイドSの原液を主幹部に塗布または1・5倍液を散布してください。かん水乾燥が続くと、新梢の生育遅れや不揃いの原因となります。5~7日間隔で、15~20㎜程度のかん水を行いましょう。●カ キ芽カキ真上に強く伸びそうな枝は、樹形を乱すもとになりますから、芽カキを行ってください。横向きで中庸な枝は、来年の結果母枝として、残してください。防 除展葉期(2~5枚)◎うどんこ病重点防除期トリフミン水和剤3,000倍●モ モ人工授粉花粉のない品種、花粉の少ない品種(川中島白桃、志賀白桃、浅間白桃)では、人工授粉が必要です。また、開花期が天候不順で、降雨や低温で昆虫の活動が低下しそうな場合は、積極的に受粉を行ってください。受粉時期園全体が、5分咲きと満開時期の2回行ってください。暖かく風の無い日の午前9時頃~午後4時頃までに行ってください。受粉方法あらかじめ花粉のある品種から、開花直前~直後の花粉を採取し、毛バタキに花粉を付けて、受粉する品種の樹の花に付けてください。ベタついてきたら毛バタキを交換してください。防 除3月下旬~4月上旬(発芽直前)・せん孔細菌病・縮葉病ICボルドー41230倍4月上旬(発芽期・開花期)・せん孔細菌病・灰星病デランフロアブル600倍4月下旬~5月上旬(展葉2~5枚)・せん孔細菌病・黒星病・灰星病ベルクート水和剤 2,000倍・モモハモグリガ・アブラムシ類・シンクイムシ類スタークル顆粒水溶剤2,000倍家 庭 菜 園担当 成末 直美あたたかい日が増えてきました。これから、本格的に野菜・花等の植付けや準備が始まる時期です。今回は、苗の植え付けについてと、肥料について載せてみますので、参考今月の運勢 双子座5/21~6/21【全体運】好奇心が旺盛になる気配。興味を引かれることがあれば、前向きにトライして。趣味や習い事に励むのも正解【健康運】不規則な生活になりがち。節制すること【幸運の食べ物】もずく

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