JAみはら5月号290
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5JAみはら 2017 MAY苗木の管理植え付けた1年生の苗木は、1腋芽1本に芽カキし、主枝候補枝を3~5本確保します。株元近くから発生した徒長的な枝を放置すると、その枝から上の発育が悪くなり、主幹、主枝の構成が難しくなるので早めに切除します。なお、主枝候補枝は6~8枚で摘心して、夏枝の発生を促します。※摘心とは、芽の先端を摘みとり、枝や葉の充実をはかる作業となります。●ブドウ新梢の管理展葉9枚頃を目安に、新梢の誘引を行い、展葉12枚を目安に摘心を行ってください。この誘引、摘心によって枝の伸長が抑制され、花穂に養分を集中させ、充実した花を咲かせます。花穂の整理花穂の整理は、樹勢に合わせて行ってください。樹勢が中庸な場合には1新梢1果房とし、強い場合には1新梢2果房として枝の強さを調整します。この時期の房数は、最終着房数の2割程度多く残します。種なし処理(1回目ジベ処理)品種により、処理濃度、処理適期が異なります。ジベレリンが十分に吸収されるには、処理後、湿度80%以上で、8時間以上経過する必要がありますので、湿度の下がりにくい夕方に処理を行ってください。また、乾燥している場合は、処理前にかん水を行って圃場の湿度を高めてください。●イチジク芽カキイチジクは、葉が大きく、新梢の伸長も旺盛で、油断するとすぐに込み合い、懐枝の受光が悪くなってしまします。混み合った部分の立ち芽を中心に芽カキしてください。捻枝・誘引樹勢の強い若木などでは、枝が立ち気味となるため、栄養生長型となり、熟期が遅れます。また、枝が立つと、懐に光が入りにくく、果実の着色も悪くなります。熟期を早め、樹形を整えるためにも、捻枝・誘引を行ってください。捻枝は、伸びた新梢の基部から2~3節の部分を持って捻ります。誘引は、マイカー線等を用いて行ってください。かん水土壌の乾燥は、生育不良の原因となりますので、降雨がなく乾燥が続くようであればかん水を行ってください。そうか病防除発芽期~梅雨時期にかけて降雨が多いと感染が助長され、被害が大きくなります。また、葉、枝、果実の幼若な組織を侵すことから、初期の防除が重要となります。●モ モ摘 果予備摘果は、満開後20日頃から開始します。仕上げ摘果は、双胚果や変形果などが判別しやすい満開後40日頃から行います。ただし核割れや生理落果の多い品種では、満開後75日頃に実施します。●カ キ摘 蕾この時期の発育は貯蔵養分が主になるので摘果ではなく摘蕾が基本となります。時期は開花の15~10日前に行います。富有は1結果枝に1蕾を目安に残します。残す蕾として、①ヘタが充実した傷のない大きな蕾、②結果枝の基部と先端は落とし、中央部の横または下向きの蕾、上向きの蕾は、日焼け果になりやすいので落とします。芽カキ主枝・亜主枝の背面から出る新梢など、日当たりを悪くする新梢をかぎ取ります。あたたかい日が増え、本格的にやさい栽培の取り組みがはじまります。あたたかくなると増えてくるのが、「害虫」です。今回は、その害虫対策について少し紹介します。①粘着シート羽がついたアブラムシ類やコナジラミ類などは、黄色いものに寄っていく習性があります。「黄色い粘着シート」などを野菜よりも少し高い位置に設置すると捕殺することができます。②防虫トンネル(防虫ネット)虫が野菜に寄ってきて卵を産み付けたり、住み付く前に野菜を覆う資材です。ある程度、野菜とネットの間に空間を開けて、ネットの裾はしっかり地面と接地させることがポイントです。落 葉 果 樹担当 土居 義隆(広果連)家 庭 菜 園担当 成末 直美【全体運】新しいことにチャレンジする好機。思い切って行動を起こせば、スムーズに理想的な展開に。自分磨きもグッド【健康運】つい食べ過ぎやすい月。自制が必要です【幸運の食べ物】夏ミカン今月の運勢 牡牛座4/20~5/20

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