JAみはら8月号293
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6JAみはら 2017 AUGUST 水源が乏しい場合はかん注器などを使用しましょう。○中晩柑類果実肥大を促すため、降雨がない場合はかん水を実施します。特に、しらぬひ・はるみは果実肥大と減酸促進を目的に、梅雨明けから10月末までに定期的にかん水を実施します。特に8月の乾燥は、酸高になる原因となるため重要な時期となります。今年の夏は、気象予報では8月は平年と同様に晴れの日が多く、気温は平年より高い確率が40%となっています。干ばつが心配され、害虫発生も注意が必要となります。●ブドウ結果量調整着果量が多いと、1房あたりの葉面積が不足し、着色不良果となります。さらに高温が予想されるので、次の表の適正着房数を参考にして最終点検をしてください。着色が飛び玉状でなく、全体的にぼんやりと来る場合は、着果過多の状態です。房型の悪い房、果実肥大が悪い房、弱い結果枝の房などを思い切って摘房しましょう。枝管理棚下が暗い場合は、副梢、徒長枝などの間引きを行い、木漏れ日が入る程度の明るさを確保します。伸びすぎる新梢は、先端を摘心し、副梢は1枚残して摘心しましょう。●イチジク8月半ば以降から、収穫期に入ります。新梢管理徒長した枝が多く、枝が過繁茂の園も多くみられます。枝が込むと、日照条件、風通し、作業性が悪くなり、着色不良果、病害虫被害果が増え、成品率が低下します。園内を見回り。込み合っている部分は枝を間引き、樹冠下に木漏れ日が入る程度に枝を整理します。病害虫防除収穫目前に大雨が降ると出荷品の収穫はできず、傷んだ果実の処理を行わなくてはなりません。被害果を少なくするため、収穫が始まる前に、さび病などの防除をしておきます。収穫直前にそうか病、さび病を対象に防除する場合、アミスター10フロアブル1,000倍は、収穫前日まで使えます。(収穫前24時間)散布しましたら、翌日は収穫を休みましょう。収 穫イチジクは、収穫適期幅が短い果樹です。収穫が早すぎると、青果や糖度の低い果実となり、逆に、収穫が遅いと過熟となり、日持ちの悪い果実となります。さらに、収穫が遅すぎると腐敗果となり、ショウジョウバエ、黒かび病など病害虫の発生を助長します。収穫期に入ったら、毎日、ほ場を見回り、適期に採収しましょう。もぎ忘れて、樹上で腐敗している果実は、病気や害虫の発生源になりますから、早急に園外に出しましょう。かん水高温乾燥の状態が続くと、成熟直前の果実のヤケ熟れ果が発生しやすくなります。降雨が少なく、晴天が続く予想があれば、早めにかん水を実施しましょう。●カ キ枝つり・枝支え果実の肥大とともに枝が下垂します。大玉果生産のためにも枝つり、枝支えを徹底しましょう。病害虫防除今月は、カキノヘタムシガ・カメムシ・うどんこ病の防除が主体となります。《8月上旬》カキヘタムシガ・カメムシ類スタークル顆粒水溶剤2,000倍《8月中・下旬》うどんこ病トリフミン水和剤2,000倍カキヘタムシガ・カメムシ類MR.ジョーカー水和剤2,000倍かん水夏の高温・乾燥で後期のヤケ熟れ果が生じますので、乾燥が続く場合かん水を実施しましょう。●モ モ収 穫晩生種の収穫が始まります。果実の成熟は、樹の上部から下部へ、結果枝では先端部の果実から進みます。落 葉 果 樹担当 土居 義隆(広果連)品 種葉 数(枚)房 数(房)長梢3.3㎡(短梢主枝2m)当り房数1房当り粒数(粒)デラウェア12~151 25~3075~8515~20220~253ベリーA18~20120~2260~7020~252キャンベル14~20120~2260~7020~252種なしピオーネ10~12010~2035位12~251今月の運勢 双子座5/21~6/21【全体運】コミュニケーション運に恵まれ、誰とでも簡単に会話が弾むはず。興味のある習い事に挑戦するのもお勧め【健康運】小まめに動くことで、体調に良い影響が【幸運の食べ物】梨

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