JAみはら10月号295
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6JAみはら 2017 OCTOBER 土壌診断がお勧めです!!JA三原では、土壌診断を行っています。「JA三原土づくり支援対策」に基づき、今年度も無料で基本項目のみ、行っております。診断の申込み等は各営農センター・購買窓口までお問い合わせください。今月から極早生みかんやレモンの収穫および出荷が始まります。出荷基準を確認し、収穫出荷を進めます。近年収穫時期に、高温で降雨の日が多く腐敗果のでやすい状況があります。少しでも腐敗果が出にくいよう、管理を徹底しましょう。●温州みかん・中晩柑類共通摘果適正葉果比(25~30枚に1果)になるまで、小玉果、傷果、日焼け果、天成り果(果梗枝の太い上向きの大玉果)などを中心に摘果を行います。中晩柑についても、小玉果、日焼け果、傷果等を摘果し、品質を揃えます。秋肥の施用秋肥は、樹勢回復、耐寒性の向上、翌年の発芽や開花などに必要な貯蔵養分蓄積のための重要な肥料となります。基準量を確認し、適期に適量施肥を行ないます。また、地温の低下により、根の吸収力が低下しますので、時期が遅れないようにしてください。なお、中晩柑類では9月の初秋肥時に、フルーツBB元気200を施用した園地では、今回の秋肥をする必要はありません。カルシウム剤の散布温州みかんは、浮皮軽減、品質向上を目的にカルビタPの散布を、中晩柑類は果皮強化を目的にカルビタを散布します。散布時期は9月中旬、10月上旬となります。枝つり着色向上、枝折れやスレ傷防止を目的に垂れ下がっている枝は枝つりを行います。病害虫防除ミカンハダニ着色期の被害は、外観品位の低下を招きます。ハダニの発生がみられたら、発生密度の低いうちに防除を行います。特に、乾燥が続く場合は発生しやすくなりますので注意します。ミカンサビダニ気温が高く乾燥すると、ミカンサビダニが発生します。発生園は、防除を行ないます。栽培管理履歴書の提出今月から、荷受けが始まります。消費者の農産物に対する安全志向の高まりから、農薬の安全・適正使用が求められています。栽培管理履歴書を記入することは、自身の農薬の適正使用を証明することにつながります。出荷前には、農薬や施肥の実施を記録した栽培管理履歴書を提出し、出荷します。●温州みかん極早生みかんの採収、選別、出荷収穫前には、腐敗防止剤を散布します。着色基準に従い、食味の良い園地および樹から収穫を開始します。収穫する時は、ハサミで果皮を傷つけないために二度切りします。収穫した果実は、荷受け基準に沿って家庭選別を行います。選別場所は明るくして、生傷や着色期のアザミウマ被害果、日焼け果などを家庭選別で除去します。夏秋梢の処理不作樹では、春枝の先端から夏秋梢が発生しています。樹勢が強い樹(特に若木)は複数発生している夏秋梢の枝から、1枝1本に整理します。春芽を発生させる場合は、春枝と夏枝の節(境目)の上で切り返します。直立した強い夏秋梢は、樹形を乱すため、基部から間引きます。病害虫防除腐敗防止剤の散布来月から早生みかんの収穫および出荷が始まります。今月下旬には早生みかんの腐敗防止剤散布の適期となります。腐敗防止剤を散布し、緑かびや青かび病など病原菌の抑制をはかります。アザミウマ類先月と同様に、着色期にアザミウマ類の発生がみられたら防除を行ないます。樹勢回復対策収穫が終了した極早生温州は、樹勢回復のため、尿素300倍を7~10日間隔で2~3回程度散布しましょう。特に、フィガロン乳剤を散布した園やマルチ被覆園は、樹勢が低下していますので必ず実施してください。柑 橘担当 髙本 大輔(広果連)日焼け果今月の運勢 双子座5/21~6/21【全体運】イベントや祭りなど、にぎやかな行事を満喫するのに最適です。文化祭やコンサートにも気軽に足を運ぶと幸運が【健康運】ストレス発散が大事。体調に好変化あり【幸運の食べ物】栗

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