JAみはら11月号296
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6JAみはら 2017 NOVEMBER い。マサ土の客土も効果があります。ただし一面に投入する場合は、厚さ3~5センチ位までとします。厚くなりすぎますと通気性を悪くします。それから消耗された腐食の補給に堆肥や稲わらの施用を行い、根の住みよい環境を作ってください。●カ キ収 穫引き続き富有の収穫を行ってください。特に高温が続いた場合は収穫後の軟果が早く生じますので、通常の収穫より少し早めに収穫してください。カメムシ・ヘタムシ対策ヘタムシは芽や枝に卵を産み付け孵化直後に着果枝の先端に近い芽を食害し、その後果梗やヘタの部分から果実に侵入します。8月以降の2世代による被害果はヘタを残して落果します。そして老熟した幼虫が樹皮の割れ目などにもぐり薄い繭を作って越冬します。薬剤だけでなく12~2月に粗皮削り・粗皮はぎを行い、樹皮内に潜んだ幼虫を駆除します。日中はあたたかい日がありますが、朝と夜の気温は低い日が多くなりました。気温の変化が大きいので風邪等、ひきやすくなる時期です。気を付けましょう。●たまねぎの栽培11月に入ると、たまねぎの定植時期が本格化します。病気が発生しやすかったり、とう立ちしてしまうなど、冬の間の気温等、気候の状況が例年どおりでないことも原因の1つですが、栽培のうえでできる対策等について載せてみますので、参考にしてください。①植え付け準備定植の7~10日前に1坪(3・3㎡)あたり、苦土石灰500gと完熟たい肥等、全面に施用して、深く耕しておきます。基肥として、1坪(3・3㎡)あたりJA三原やさい有機189を300g全面に施用して、深く耕します。その後、うねは120~130㎝幅を立てます。②植え付けうねに株間10~12㎝の4条植えとします。植える深さは、2~3㎝として、根は地表面にあまり出さないようにしましょう。植え付け後には、かん水をしましょう。  *ポイント*・小玉のたまねぎを作るには?前述の株間よりも狭く植え付けをすると、小玉のたまねぎができます。・植え付け時の苗の大きさは?大きくて立派な苗を植えたくなると思いますが、植え付け時にあまり大きすぎる苗を植えると「とう立ち」の原因となるので注意しましょう。・肥料の選び方は?前述のJA三原やさい有機189は、後に追肥が必要です。近年では、「たまねぎ専用一発肥料」もあります。一発肥料の場合は、植え付け準備に施用するだけで、追肥の必要はありません。施肥の手間が減るので、使いやすいです。③追 肥追肥の時期は、1月から2月にかけて2~3回行います。1回につきJA三原やさい有機129を100~120g施用(1坪(3・3㎡)あたり)施用します。追肥の際に、土寄せも行いましょう。④収 穫収穫時期は、植え付けたたまねぎの畑全体のうち、茎葉が7~8割倒れた時です。天気の良い日が2~3日続く時を見計らって収穫しましょう。抜いたたまねぎを1日程度、土の上で乾かしてから、直射日光が当たらない、風通しの良い軒先に吊るして保存します。  *ポイント*・病気の対策は?たまねぎの栽培中になりやすい病気は「べと病」です。気温が15℃程度で、雨が多い時期が続くと発生しやすい病気です。ひどい場合は、病気の発生した部分に盛り上がったカビが発生することもあります。『苗を植え付けて、活着したころ』と『2月中下旬から気温が上がってくるころ』に防除を行うと有効です。対策農薬を紹介しますので、参考にしてください。家 庭 菜 園担当 成末 直美タマネギならこれで一発JAの肥料◦2㎏入り(苗400本分)¥655◦5㎏入り(苗1000本分)¥1,180農薬名適用病害写真希釈倍率使用時期使用回数総使用回数ダコニール1000フロアブル250ml(923円)白色疫病灰色かび病べと病1000倍収穫7日前まで6回以内6回プロポーズ顆粒水溶剤100g(785円)白色疫病灰色かび病べと病1000倍収穫7日前まで3回以内※ダコニール1000フロアブルとプロポーズ顆粒水溶剤を併用する場合は、一部、同一成分が含まれているので、総使用回数は6回です。(プロポーズ顆粒水溶剤を3回使用すると、ダコニール1000フロアブルは3回まで使用できます。)今月の運勢 双子座5/21~6/21【全体運】神経質になり、周囲の悪い部分ばかり目に付く暗示。文句は控え、見守る気持ちを大切に。薬草茶がラッキー【健康運】おおむね順調。運動に励み、リフレッシュを【幸運の食べ物】サンショウ

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