JAみはら12月号297
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11JAみはら 2017 DECEMBERみで衰弱傾向にあれば、切り換えて亜主枝とします。(4)枝の切り方枝の切り方には、大きく分けて切り返しと間引きの2つあります。①切り返しは、今年伸びた枝を途中で切る方法。  枝を伸ばしたい主枝、亜主枝や側枝の先端部は切り返しを行います。②間引きは不必要な枝を除くときの切り方で、せん除したい枝の発生位置(分岐部分)まで戻って切り、新たに枝が出ないようにします。③切り口の処置…太い切り口にはトップジンMペーストなどの癒合剤を塗布して乾燥によるひび割れ、枯れ込みを防ぐようにしましょう。特に上を向いた大きな切り口は必ず塗布するようにしましょう。(5)樹形・樹姿樹の形にはカキ、クリなどは当初は変則主幹形で樹を大きくし、成木になったら作業性を考え、開心自然形に樹形改造をはかります。またモモ・ウメ・イチジクなどは3本仕立ての開心自然形より双幹形(2本主枝)が、成木になってからの作業性を考慮すると非常に良いと思います。ブドウの仕立ては、長梢せん定仕立て(X型自然形整枝)と短梢せん定仕立て(平行型整枝)があります。「長梢せん定」は主枝4本を対角線上に伸ばす方法。デラウェアや巨峰などの栽培に取り入られています。「短梢せん定」は主枝を平行に配列し、短い結果母枝を、20㎝間隔で左右に配置する整枝法。主枝四本のH型整枝が普通です。枝の間隔は1・8mから2m、主枝の長さは5から7m。気温が低く、空気も乾燥した日が多くなり、風邪の引きやすい時期ですので、気を付けましょう。冬やさいの収穫が忙しくなるころです。1度で食べきれない場合の貯蔵方法について、載せてみますので、参考にしてください。①簡単な保存方法室内で保存する場合は、キャベツ・ハクサイは水分の蒸発を防ぐため、新聞紙に包んで、ダンボール箱に入れて冷暗所に置きます。ダイコンは、葉を切り落とし、濡らした新聞紙で巻き、さらにその上から新聞紙で巻いておきます。サトイモは、霜が少ないところでは、畑から掘り上げなくても、土を厚くかけておけば、冬越しできます。②土中で保存する方法ダイコンやニンジンは葉を切り落として、凍らないように深さ30㎝くらいに埋め込みます。サトイモ、サツマイモは寒さに弱いので、霜が降りる前に茎と葉を切り落としてから株ごと堀上げます。(サトイモは子イモ、孫イモを崩さないように、サツマイモはなり首をつけたままで堀上げます。)埋める時は、サトイモは子イモ、孫イモを付けたまま崩さないように株の切り口を下にして埋めます。サツマイモは、なり首を付けたままで埋めて、30㎝くらい盛り土をして、上にビニールシートで雨よけをします。冬の間にやっておきたいこと野菜作りに適した土は、水はけが良く、適度の空気を含み、ある程度の水もちも良いことなどが挙げられます。植えものが少ない、冬の時期に畑起こしをすれば、掘り起こした土を厳しい寒気にさらすことで風化し、物理性が改善され、病原菌や病害虫、雑草などの密度を下げることが見込まれます。○寒ざらし 畑の土を約30㎝の深さで掘り起こします。掘り起こした後は、土の表面の凸凹をそのままにしておきます。○天地がえし毎年行う必要はありませんが、定期的に土の上層と、下層を入れ替える作業(天地がえし)を行いましょう。これを行うと地力が弱った上層の土が下層にいき、状態の良い下層の土が上層に出てきます。また、これからの冬の時期に、堆肥等の有機物を十分に入れて耕し、よく混ぜ込んでおくと、空気を取りこんだ柔らかい土になります。家 庭 菜 園担当 成末 直美土を盛り上げて雨水が流れるようにする(台地でできるだけ地下水位の低い所を選ぶ)。竹筒などもみ殻イモ稲わら80~100cm15℃以上になると萌芽し、9℃以下になると低温障害を受ける。初めの10~14日間は通気をよくする。今月の運勢 蠍座10/24~11/22【全体運】ゆったり過ごせる期間です。趣味や習い事に力を注ぐと、新たな発見があるはず。プライベートを充実させて【健康運】質の高い眠りを目指せば、体調アップへ【幸運の食べ物】ダイコン掘り起こした土を上層(上半分)と下層(下半分)に分けておく。天地返し2つ目の穴を掘りながら1つ目の穴に上層の土を入れ、その上に下層の土を入れる。この作業を繰り返すことで上層と下層の土が入れ替わり、効率よく天地返しができる。荒起こしと寒ざらし約30㎝の深さまで土を耕し、深部の土を寒風にさらして病害虫を死滅させる。

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