JAみはら12月号297
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5JAみはら 2017 DECEMBERJAは自己改革の実践に活かすため、専務をはじめ役職員が担い手経営体を訪問し意見交換を行っています。米の直接販売の拡大や直売所集荷便の新設、肥料農薬の営農支援価格・大口規格の設定など、主に経済部門の取組みについて説明を行い、担い手からは、30年産から廃止される米の生産調整への不安や、JAによる農産物販売力の強化、生産コストの低減に繋がる取組み、営農指導の充実などについて意見をいただきました。JAは、今後も引き続き訪問活動を行い、いただいたご意見・ご要望を事業運営に反映させてまいります。役員による担い手経営体の訪問実施【全体運】暗い気分になりやすいかも。気晴らしを心掛けて、好きなことに意識を向けましょう。ヒーリンググッズも有効【健康運】オーバーワークに注意。のんびりが大事【幸運の食べ物】クワイ今月の運勢 牡牛座4/20~5/20Q2.なぜ「チッソ14−リン酸10−カリ13」の成分にしたの?Q3.リン酸成分が低くても、大丈夫なの?A2.県内で多く使われている肥料(い〜ね463など)は、窒素成分が14%のものが多く、集約銘柄に置き換えた場合にも施肥量を変更しなくてよいという利点があります。 また、リン酸成分を低くした「14−10−13」がより価格の引き下げに有利となるためです。A3.リン酸施肥量を慣行より1〜7㎏/10a減らし(平均5㎏減)、4年間栽培しても玄米収量には影響がないという結果が得られています(図1・全国10県の農業試験場調べ)。 JAグループでは肥料価格高騰対策の一環として、過去より土壌診断に力を入れて取り組んだことから、県内の園芸・水田土壌の多くのデータが蓄積されています(分析点数約6,000点/年)。 土壌診断の結果から、水田では特にリン酸が蓄積傾向にあり、7割のほ場で減肥可能となっています(図2・全農広島県本部調べ)。 また、長期的な気象の変化で、県内全域で気温が上昇傾向にあるので、リン酸の吸収効率も上がっています。JA三原では、土壌診断を無料で実施しています。ぜひご利用ください。7006005004003002001000100806040200平成21平成25222324精玄米重(㎏/10a)全体に占める割合(%)図2 広島県の水田土壌診断点数に占める有効態リン酸の   過不足の割合(広島県水田土壌診断基準(1983)より)図1 慣行施肥区(慣行区)と低リン酸区(試験区)での   玄米収量慣行区試験区30㎎/100g以上適正15㎎/100g未満262728(年)(年)減肥可能!※リン酸成分が低い肥料を選択することで、蓄積傾向のリン酸含量を徐々に低減させ、かつコスト削減が可能となります。なお、3年に一度は土壌診断を実施し、リン酸成分が不足している場合は、適宜リン酸質資材を施用しましょう。

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