JAみはら2月号299
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8JAみはら 2018 FEBRUARY主枝を切り戻してもすぐに強い芽が出て樹形を乱している場合が多くあります。まず、第二亜主枝を短縮し、第一亜主枝(横枝)を充実させることから取り組んでください。●ブドウの芽飛び対策主枝形成中の若木や樹勢が強く徒長している樹の場合、発芽が揃わないことや、主枝延長枝の基部から中間部にかけて発芽しないことがあります。このような樹には、芽傷処理をして、発芽を促進します。処理適期は、樹液流動が始まる直前の2月下旬~3月上旬です。先端の2~3芽は発芽しやすいので処理せず、それ以外の発芽させたい芽に芽傷処理を施します。先端方向に見て芽の5㎜程先に、芽傷バサミ、せん定バサミ、金切りノコなどを用い、形成層に達する程度の浅い傷をつけます。先端から降りてくる発芽阻害成分を遮断する効果で発芽促進につながります。家 庭 菜 園担当 山名  智厳冬期ということもあり、寒さも一段と厳しくなってきたように感じます。今回は、この時期に植えられる野菜について紹介します。●コマツナコマツナは、年間通して栽培でき、生育期間も短く、連作もでき、市販の培養土等を使ってプランターでも栽培できるため、比較的栽培しやすい野菜の1つです。この時期は、気温が低いのでトンネル等、保温対策をする方が早く成長します。コマツナは、耐寒性が強く、生育温度は5~35℃、適温は15~30℃程度と言われています。ほ場の準備と種まき1坪あたり、完熟堆肥の投入と、苦土石灰、JA三原やさい有機189を300gずつ施用し、しっかり耕します。幅1m程度のうねを作り、長い棒などを利用して種の播き溝を作ります。しっかりと水を撒いた後に、播き溝に種をできるだけ均一に播きましょう。これを「条播き(すじまき)」と良い、間引きや追肥等の作業が楽になります。(この時期は、保温が必要です。)間引き種を播いて芽が出てくると、お互いの間隔が狭くなり土の中の養分をとりあうので、作物が成長しにくくなります。また、日当たりや風通しが悪くなり、病害虫の被害も出てきます。作物をしっかり成長させるためにも間引きを行いましょう。間引きは、作物の生育状態をそろえる作業です。発芽して双葉のころは、茎が太くしっかりとしたもの、葉の形や色が良いものを残し、茎が細長いもの、葉の形や色が悪いものなどを摘み取りましょう。特に混みあった箇所を中心に行いましょう。その後、本葉2枚くらいになったころ、4枚くらいになったころにも同様にそれぞれ行いましょう。最終的にお互いの間隔が7~10㎝くらいになるようにしましょう。摘み取る際、苗を引き抜くと、他の株も傷めてしまうので、ハサミ等で株元を切り取ると良いでしょう。収穫間引き菜は、随時食べることができますが、収穫の時期としては草丈20㎝程度が目安です。このころになると、本格的に収穫を行いましょう。これ以上成長すると、茎が固くなるため、収穫適期を逃さないようにしましょう。収穫は、ハサミ等で株元を切るか、株元を持って引き抜くように収穫しましょう。今の時期は、気温が低いので比較的生育期間が長くなりやすいです。生育の様子を見ながら必要であれば随時追肥を行いましょう。追肥は、1坪あたりJA三原やさ い有機129を1にぎり程度与えましょう。追肥は株にかからないよう、条間 に施用し、土と混ぜあわせておきましょう。プランター栽培の場合は、水やりを兼ねて液肥を与えると簡単です。その際、液肥が葉にかからないよう、丁寧に与えましょう。コマツナは、カロテンやビタミン類、カルシウム、鉄、食物繊維など様々な栄養素を含んでおり、特にカルシウムは、ほうれんそうの3倍以上含み、骨粗しょう症予防に効果的な緑黄食野菜です。また、アクが少ないため様々な料理に活用できるので、ご家庭でも手軽 に使える野菜の1つではないでしょうか。保存する場合は、湿らせた新聞紙などに包み、立てて冷蔵庫で保存しましょう。すぐに食べきれない場合は、軽く茹でて、食べやすい長さに切って、保存袋などに入れて冷凍しましょう。【全体運】あれこれ迷いが生じやすい月。信頼できる人に話を聞いてもらい、一人で悩まないで。芸術鑑賞で気晴らしを【健康運】ほぼ順調。散歩や体操などの運動につき【幸運の食べ物】セリ今月の運勢 獅子座7/23~8/22

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