JAみはら4月号301
7/16

おこない、樹冠内部まで光が当たるようにし、春芽の発生を促します。●春肥の施用春肥は3月下旬から4月上旬に施用します。春芽の充実や幼果の生育など生育初期に重要な肥料となります。また春肥の吸収効率を高めるために、春草の除草をおこないます。●病害虫防除【クワゴマダラヒトリ(ケムシ)】芽や花を食害され、被害が甚大な園地では収穫量が減少します。園地ごとの発生状態を確認し、多発した場合はダーズバン乳剤1,000倍で防除します。【かいよう病】発芽後に散布する場合は、薬害の軽減のためICボルドー66D:40倍にアビオンE1,000倍を混用して散布します。なお、春マシンの散布後防除を実施する場合は14日以上間隔をあけて散布します。薬剤防除とあわせて、罹病枝や葉などを除去して菌密度を減らします。【ミカンサビダニ】昨年発生が多かった園地では、発芽期にイオウフロアブル400倍で防除します。散布する際は、散布ムラのないように防除します。 ●葉面散布樹勢を強化して、発芽を揃えるため、葉面散布をおこないます。発芽前は尿素で、発芽後は窒素系液肥で、7~10日間隔で散布してください。担当土居 義隆(広果連)落葉果樹今月は芽かきや受粉作業など生産量を左右する重要な月となります。基本管理を徹底して行いましょう。●全 般【除 草】草が繁茂すると、養水分の競合がおこり、新梢の緑化が遅れることとなります。また裸地状態にすると、地表に日光があたり、地温が高まるため、根の活動も早まり、生育を早くすることになります。草丈が高くなる前に除草してください。●ブドウ【芽かき】芽かきは新梢数や芽の強さを揃えるために行います。展葉5~6枚頃までの生育は、貯蔵養分で賄われています。貯蔵養分を有効に利用できるよう、展葉2~3枚頃から、数回に分けて芽かきを行いましょう。樹勢の強い樹で、早くから芽かきを行うと、残った新梢がますます強くなります。逆に、樹勢の弱い樹で芽かきが遅れると、新梢数が多いので、1本当りの生長がますます弱くなります。【葉面散布】落葉が早かった樹は、貯蔵養分が少ないため、新梢の生育が悪い場合があります。新梢の生育が悪い場合は、メリット青など窒素主体の液肥を葉面散布し、生育を促進させましょう。●イチジク今月は発芽が始まります。気温の上昇に伴い、生長も進みますが、毛虫などの食害も始まりますので注意してください。特に、園地周辺で雑木が多くなっている所では注意が必要です。【芽かき】芽かきは新梢数を調整し、生育を揃えること、樹冠内部の日照を確保することを主な目的に行います。樹勢の強い樹は遅く、樹勢の弱い樹は早く芽かきを行い、新梢の強さを調整し揃えるようにします。【病害虫防除】そうか病そうか病の被害果は、果皮に暗褐色~白灰色の小斑点を形成し、外観品位が著しく劣ります。展葉初期、幼果期に雨が多いと発病が多くなり、その後、二次感染しますので、初期の防除を徹底してください。トップジンM水和剤1,500倍アイノキクイムシアイノキクイムシは、樹勢衰弱樹に侵入し、樹体内部を食害しながら孔道を作ります。また、株枯病菌を媒介しますので、発生する前に予防が重要です。被害部の症状は、主幹部などの太枝に、直径1~2㎜程度の穴を開け、木屑を出しています。今月中に、ガットサイドSの原液を塗布又は1・5倍液を主幹部に散布してください。【かん水】乾燥が続くと、新梢の生育遅れや不揃いの原因となります。5~7日間隔で、15~20㎜程度のかん水を行いましょう。●カ キ【芽かき】真上に強く伸びそうな枝は、樹形を乱すもとになりますから、芽かきを行ってください。横向きで中庸な枝は、来年の結果母枝として、残してください。【防 除】展葉期(2~5枚)◎うどんこ病重点防除期トリフミン水和剤3,000倍●モ モ【人工授粉】花粉のない品種、花粉の少ない品種(川中島白桃、志賀白桃、浅間白桃)では、人工授粉が必要です。 また、クワゴマダラヒトリ今月の運勢 蟹座6/22~7/22【全体運】感情的になりやすい傾向がチラリ。イライラを感じたら、深呼吸を心掛けて。一人の時間を楽しめば、開運に【健康運】極端なダイエットは×。バランスが大事【幸運の食べ物】シイタケ7JAみはら 2018.4

元のページ  ../index.html#7

このブックを見る