JAみはら7月号304
7/18

防除は欠かさずに行ないましょう。カキノヘタムシガ…5月~6月に成虫になり、この成虫が産卵し、ふ化した幼虫が初夏から食害をはじめます。防除は6月、7月、8月とこまめに行ないましょう。8月はカメムシの防除も兼ねて行ないましょう。※防除暦を参考にしてください。●モ モ【枝つり・支柱立て】収穫期直前には、果実は急激に肥大し、枝が下垂します。枝つり、支柱立てを行ない、肥大促進、品質向上を図るようにしましょう。【新梢管理】枝が過繁茂になったら、太枝の直上枝や果実周辺の徒長枝のせん除や、捻枝を行ないます。ただし夏季せん定は樹勢を弱めることに繋がりますので、様子を見ながら数回に分けて行ないます。【除 袋】除袋の時期は、果実全体の地色が抜け、縫合線付近や果底部付近にやや青味が残る頃が適期です。樹の上部から始めましょう。【収 穫】有袋果の収穫の目安は、果頂部周辺の青味がほとんど抜けてくる時期です。果実の成熟は、樹の上部から下部へ、1本の結果枝では、先端部の果実からすすみます。【病害虫防除】灰星病などの果実腐敗病の発生が多くなります。発病果実は、見つけ次第除去し園内に残さないようにしましょう。灰星病ロブラール500アクア 1、500倍(注)ロブラール500アクアは収穫前日まで使えますが、ハモグリガ防除でスミチオンを混用散布した場合は、スミチオンの収穫3日前が基準になります。 農薬の使用にあたっては、ラベルに記載されている使用方法を十分に確認の上、ご使用ください。担当山名 智家庭菜園梅雨が明けると、気温が上昇し、暑い日が続くようになってきます。作物の管理も大切ですが、作業を行なうためには体調管理も大切です。食事、水分はしっかり摂り、作業中もこまめに水分補給を行ないましょう。●梅雨明け後の管理梅雨明けは気温上昇とともに乾燥しやすい気候になります。気温による乾燥と地温上昇対策として、敷きわらを3㎝程度行ないましょう。かん水を行なう場合は、暑い日中は避け、地温の低い早朝か夕方に十分に行ないましょう。葉へ水がかからないよう、株元にたっぷりかん水しましょう。●キャベツづくり生食から炒め物など幅広い料理に使える野菜で、栄養も豊富です。ビタミンCや食物繊維のほか、キャベツ特有のビタミンU(キャベジン)は胃酸の過剰分泌をおさえたり、胃の粘膜を保護・修復する作用をもちます。①育 苗大きめのポリポットへ培養土を入れ、くぼみをつけた穴の中へ種3~4粒を離して播きます。種を播いた後は軽く土をかけて表面をならし、たっぷりと水をやります。芽が出るまでは、土の表面が乾かない程度に水をやりましょう。2枚程度の本葉の頃に間引きを行ない、1本立ちにします。本葉5~6枚の頃が植付け適期です。育苗期間は約1ヶ月程度です。②ほ場の準備植付けを行なう前に堆肥・苦土石灰などの土づくり肥料や基肥を施します。どちらも植付けを行なう前に施し、土とよく混和しておきます。土づくり肥料は2週間前に、基肥は1週間前を目安に施しましょう。基肥として、JA三原の「やさい有機189」を1坪あたり約600g程度施しましょう。畝は1条植えの場合は60~70㎝、2条植えの場合は120~130㎝の幅の畝を作ります。排水が悪いほ場では、高めの畝を作りましょう。③植付け株間は35~40㎝、2条植えの場合は条間50㎝として植えます。深植えにならないように注意し、植付け後は十分に水をやりましょう。④追肥・土寄せ苗が活着したら追肥を行ないます。1回目の追肥は、植付けから2週間後にJA三原の「やさい有機129」を1坪あたり100g程度株間に施します。2回目の追肥は、植付けから30日後に1坪あたり130g程度株間に施します。3回目の追肥は、結球を始めた頃、生育状況をみて1坪あたり130g程度を畝の肩等へ施します。追肥をした後は、中耕して、土寄せを行ないましょう。⑤収 穫上から手で球を押してみて、固く締まっていたら収穫適期です。外側の葉を広げて球を少し傾けて株元を包丁で切り取って収穫します。収穫が遅れると球が割れてしまうので注意しましょう。収穫後のキャベツの根はそのままにせず、できるだけ早めに片づけましょう。今月の運勢 蟹座6/22~7/22【全体運】自己アピールに向いています。やってみたいことがあるなら積極的に動くとグッド。新しいことを始めるのも吉【健康運】冷房の効き過ぎは×。上手に体温調節を【幸運の食べ物】ラッキョウ7JAみはら 2018.7

元のページ  ../index.html#7

このブックを見る