JAみはら8月号305
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来前に「コサイド3000」と「クレフノン」を混用散布します。②かん水⃝温州みかん降雨がない場合、10日間隔で5㎜程度のかん水を行ないます。少ない水量で有効な方法としては、点滴かん水やかん注器の利用があります。水源が乏しい場合はかん注器などを使用しましょう。⃝中晩柑類果実肥大を促すため、降雨がない場合はかん水を実施します。特に、しらぬひ・はるみは果実肥大と減酸促進を目的に、梅雨明けから10月末までに定期的にかん水を実施します。特に8月の乾燥は、酸高になる原因となるため重要な時期となります。熱中症対策について夏場の暑い中での農作業で熱中症にならないために、空調服を利用しましょう。担当土居 義隆(広果連)落葉果樹近年、8月は高温乾燥で推移する傾向にあります。干ばつによりヤケ熟れ果の発生がないように、かん水を行ないましょう。またかん水が行なえない圃場では、敷きワラや堆肥の施用を行ない水分保持に努めましょう。病害虫については、今年はカメムシの発生が多いと予測されておりますので、ご注意ください。●ブドウ【結果量調整】着果量が多いと、1房あたりの葉面積が不足し、着色不良果となります。次の表の適正着房数を参考にして最終点検をしてください。着色が飛び玉状でなく、全体的にぼんやりと来る場合は、着果過多の状態です。房型の悪い房、果実肥大が悪い房、弱い結果枝の房などを思い切って摘房しましょう。【枝管理】棚下が暗い場合は、副梢、徒長枝などの間引きを行ない、木漏れ日が入る程度の明るさを確保します。伸びすぎる新梢は、先端を摘心し、副梢は1枚残して摘心しましょう。●イチジク8月半ば以降から、収穫期に入ります。【新梢管理】徒長した枝が多く枝が過繁茂の状態になると、日照条件、風通し、作業性が悪くなり、着色不良果、病害虫被害果が増え、成品率が低下します。園内を見回り。込み合っている部分は枝を間引き、樹冠下に木漏れ日が入る程度に枝を整理します。【病害虫防除】収穫目前に大雨が降ると出荷品の収穫はできず、傷んだ果実の処理を行なわなくてはなりません。被害果を少なくするため、収穫が始まる前に、さび病などの防除をしておきます。収穫直前にそうか病、さび病を対象に防除する場合、アミスター10フロアブル1,000倍は、収穫前日まで使えます。(収穫前24時間)散布しましたら、翌日は収穫を休みましょう。【収 穫】イチジクは、収穫適期幅が短い果樹です。収穫が早すぎると、青果や糖度の低い果実となり、逆に、収穫が遅いと過熟となり、日持ちの悪い果実となります。さらに、収穫が遅すぎると腐敗果となり、ショウジョウバエ、黒かび病など病害虫の発生を助長します。収穫期に入ったら、毎日、圃場を見回り、適期に採収しましょう。もぎ忘れて、樹上で腐敗している果実は、病気や害虫の発生源になりますから、早急に園外に出しましょう。【かん水】高温乾燥の状態が続くと、成熟直前の果実のヤケ熟れ果が発生しやすくなります。降雨が少なく、晴天が続く予想があれば、早めにかん水を実施しましょう。●カ キ【枝つり・枝支え】果実の肥大とともに枝が下垂します。大玉果生産のためにも枝つり、枝支えを徹底しましょう。【病害虫防除】今月は、カキノヘタムシガ・カメムシ・うどんこ病の防除が主体となります。《8月上旬》今年はカメムシの発生が多いと予測されておりますので、特にご注意ください。吸われた痕は丸い水浸状の斑点となり、その後くぼんで黒く変色します。(8月中下旬の被害果は落果しやすい)カキヘタムシガ・カメムシ類スタークル顆粒水溶剤2,000倍《8月中・下旬》うどんこ病トリフミン水和剤2,000倍カキヘタムシガ・カメムシ類MR.ジョーカー水和剤2,000倍品種葉数(枚)房数(房)長梢3.3㎡(短梢主枝2m)当たり房数1房当り粒数(粒)デラウェア12~15125~3075~8515~20220~253ベリーA18~20120~2260~7020~252キャンベル14~20120~2260~7020~252種なしピオーネ10~12010~203512~251【全体運】自分に自信が生まれる気配。興味があることに、どんどんぶつかってみて。過去の失敗を乗り越えるチャンスも【健康運】心に余裕を持つことで、体調に好変化が【幸運の食べ物】キクラゲ今月の運勢 獅子座7/23~8/228JAみはら 2018.8

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