JAみはら8月号305
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【かん水】夏の高温・乾燥で後期のヤケ熟れ果が生じますので、乾燥が続く場合かん水を実施しましょう。●モ モ【収 穫】晩生種の収穫が始まります。果実の成熟は、樹の上部から下部へ、結果枝では先端部の果実から進みます。【防 除】《8月下旬(収穫後)》収穫後、葉を大切にして、落葉を遅らせることが、結果母枝の充実、貯蔵養分の蓄積につながります。本年度せん孔細菌病が多発した園地は、必ず防除しましょう。シンクイムシ類・カイガラムシ類・モモハモグリガスプラサイド水和剤2,000倍せん孔細菌病ICボルドー41250倍農薬の使用にあたっては、ラベルに記載されている使用方法を十分に確認の上、ご使用ください。担当山名 智家庭菜園●台風への対策春に定植した夏野菜が順調に生育し、本格的な収穫が始まっていると思います。しかし、本格的な夏を迎え、気温も上がり、作物の勢いも衰えがちになりますが、台風などで強い風や雨にさらされ、病気や倒伏などの被害も心配される時期になります。引き続き、収穫を行なうためにも、天気予報の確認や、台風などに備え、できるだけ対策を行なっておきましょう。・支柱やネットなどをしっかり補強しておきましょう。・台風通過後、ほ場へ水がたまっている場合は、すみやかに排水を行ないましょう。また、風によって作物が倒れた場合は立て直して泥を洗い落とし、必要に応じて中耕・土寄せなどを行ないましょう。・殺菌剤を散布し、病気の発生や拡大を防ぎましょう。・樹の体力を回復させるために、積極的な追肥を行ないましょう。(液肥などによる葉面散布も効果的です。)●殺菌剤について野菜の病気について「何の農薬を散布したら良いか?」といった問い合わせがあります。確かに、殺菌剤は多くの種類があり、どの剤がどの病気に効果があるのか分かりにくいと思います。ただ、知っておいてほしいのは、病気にかかってしまった後の治療は難しいという事です。(病気の種類・程度にもよる。)基本的に、病気は発病してからでは防ぐことが難しいため、病気にならないよう、予防をすることが第一になります。とはいえ、高温多湿の日本では湿度の関係で病気が出やすい条件にあり、気を付けていても病気が発生してしまうこともあります。殺菌剤による治療でも、病気が出た後では完全に治療することが難しいため、治療というよりも病気をこれ以上広げないという意識の方が大切かと思います。殺菌剤は大まかに病気が発生する前に散布して作物を保護し、病気の発生を抑える「予防剤」と病気が発生した後に散布して、作物に侵入した菌を殺菌し、病気の広がりを抑える「治療剤」の2種類に分類されます。市販されている殺菌剤の多くが予防剤にあたります。つまり、病気にかかってしまう前に予防散布を心がけてほしいという事です。何の問題もなさそうな作物に農薬を散布する事に抵抗がある方もいるとは思いますが、台風前後や高温多湿の時期など、病気が出やすい頃に予防を行なうことは大事な事です。●ニンジンの栽培ニンジンは種の粒が小さいので、近年は播きやすくするため、種子をコーティングして粒を大きくした「ペレット種子」がおすすめです。【畑の準備】ニンジンは耕土が深く、排水・保水の良いほ場が適しています。保水性の悪いほ場では土壌水分が不均一となり、発芽や生育の不ぞろいにつながります。基肥は播種の10日前頃に、200g/㎡を施用します。(やさい有機189など)【種まき】種まきは雨の後にまくのが良いですが、土が乾いている場合はしっかりと湿らせてから播種します。条間30㎝とし、1~2㎝間隔で1粒ずつ播種し、種が隠れる程度に薄く土をかけます。土を厚くかけると発芽が悪くなります。乾燥しても発芽が悪くなるので、発芽するまではしっかりと水分を与えましょう。【その後の管理】1回目の間引きは本葉2~3枚の時に5㎝間隔で葉が触れ合わない程度に、2回目は本葉5~6枚の時に10~12㎝間隔で間引きます。間引き後、追肥と土寄せを行ないます。初期は雑草に負けないよう、入念に除草してください。根の太ったものから収穫していきますが、ニンジンの上の方が緑色になっていることがあります。これは根の上部が土の表面に出てしまい、日に当たることで生じます。生育途中で首がのぞき始めた場合は、土寄せを行ないましょう。【全体運】ゆったり構えれば、状況は少しずつ好転してくるはず。焦って行動しないよう、ご用心。半身浴でリラックスを【健康運】良質な睡眠を心掛けて。気力回復の兆し【幸運の食べ物】カンパチ今月の運勢 乙女座8/23~9/229JAみはら 2018.8

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