JAみはら1月号310
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1月担当石川 祐介(広果連)柑 橘気象庁の監視速報によるとエルニーニョ現象が発生したとみられ、今後春にかけてエルニーニョ現象が続く可能性が高い(70%)と発表がありました。エルニーニョ現象が発生すると、西日本は暖冬の傾向となりますが、一時的に大寒波が襲来した年もあったことから、今後も注意が必要となります。●温州みかん・中晩柑類共通管理【土づくり】昨年の西日本豪雨災害により、土砂の流入や表土の流出等の被害が発生した園地では、土壌が流亡している可能性があります。したがって本年は、例年以上に土づくりの重要性が高まっています。土壌環境を整え、健全な根を増やすために土づくりに積極的に取り組みましょう。【有機物の施用】細根量を増加させるために、堆肥などの有機物を10aあたり2t以上(1樹1袋)投入します。【石灰質資材の施用】酸性が強い土壌では、微量要素の欠乏・過剰症の障害が発生しやすくなります。土壌酸の性化を矯正するために10a当り100㎏の石灰質資材を施用してください。【密植園の間伐】密植園は作業性が悪く、病害虫が発生しやすくなります。また、樹の中まで日光が当たらないため、果実の品質も悪くなります。密植園は樹と樹の間隔をあけるため間伐を実施します。【越冬病害虫防除】ナシマルカイガラムシやヤノネカイガラムシの発生園やハダニの発生が多かった園地は、収穫終了後、機械油乳剤95を散布し、発生密度を減らしましょう。なお、散布直後の降雨は、効果が低下するため、数日間好天が続くときに使用してください。散布の際は樹勢回復を目的に尿素200倍を混用します。ただし、樹勢の低下した樹には使用しないでください。●温州みかんの管理【樹勢回復対策】樹勢回復のため、できるだけ暖かい日に、尿素200倍を2~3回葉面散布します。効果的な散布ポイント害虫は樹の内部や葉の裏側に多く生息する為、葉裏や樹幹内部、株元等樹体すべてに薬剤がかかるよう丁寧に散布しましょう。完熟こだわり健肥徹底した品質管理のもと製造された完熟牛糞堆肥。高品質な果実生産におすすめ!マリンカル海から与えられた多くの微量要素を併せ持つカキ殻由来の石灰質肥料。苦土も含み、じわじわ効くので砂質土壌にピッタリ!※果実に寄生したナシマルカイガラムシ間伐実施園【全体運】物事を邪推しやすく、不要なトラブルを招く原因に。余計な発言は控えるべき。開運には窓や鏡を磨くと効果大【健康運】ストレスを感じそう。十分な休息が大事【幸運の食べ物】ナバナ今月の運勢 双子座5/21~6/216JAみはら 2019.1

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