JAみはら1月号310
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●中晩柑類の管理【越冬果実の防寒、防鳥対策】しらぬひや清見など樹上越冬させる果実で防寒していない園地は、早急に防寒対策を実施しましょう。【腐敗防止剤の散布】貯蔵中の腐敗果の発生を防ぐため、収穫前には腐敗防止剤を散布しましょう。※かんきつ栽培等の詳細については、月刊誌フルーツひろしまをご覧ください。〝フルーツひろしま〟は、果樹栽培の技術情報から流通の情報までたくさんの情報が詰まってます!また、身近な産地の情報から世界の情報も!・購読を頂いている方は、隅から隅まで読んでください!・これから購読を検討されている方にも、〝おすすめのひろしま果樹〟の専門誌です!※ご購入はお近くのJAへお願いいたします。担当土居 義隆(広果連)落葉果樹約2年ぶりに海面水温が高いエルニーニョ現象が発生しており、この現象が発生すると日本は暖冬になる傾向にあります。暖冬になると病害虫も越冬しやすくなるので、粗皮剥ぎや園内清掃など、基本管理を徹底しましょう。また7月上旬の豪雨により土壌環境が大きく変わっていることが懸念されますので、客土・堆肥の投入(未熟な堆肥は投入しない)・石灰資材の施用などにより土壌環境を整えましょう。●ブドウ【整枝せん定】樹液流動が始まる前までにせん定を行います。1月末までに終了するようにしましょう。短梢せん定方式では、芽の向きを考えながら、1芽目または2芽目を残して切り返しせん定します。長梢せん定は、樹形を乱す枝を間引きながら、残す枝は枝の強さを見ながら5~7芽程度残して切り返します。母枝を多く残しすぎると、過繁茂、結果過多の原因となるためなるべくせん定で枝数を整理しておきましょう。【土作り】健全な根が育ってこそ美味しいブドウが生産されます。健全な根を育てるため、有機物を投入し、土壌微生物の活性化、土壌の団粒化を促し根が住み易い環境づくりを行います。有機物の投入は、10aあたり2tを目標に完熟堆肥を施用します。【越冬病害虫対策】《粗皮剥ぎ》樹齢の進んだ樹では、粗皮が層になって残っています。粗皮の隙間の中には、カイガラムシなどが越冬しています。昨年、カイガラムシの被害を受けた園では、越冬害虫を駆除するため粗皮剥ぎをしましょう。《園内清掃》せん定枝や落葉、残果などをそのまま放置すると、翌年の病害虫の発生源となります。園外に持ち出し処分しましょう。●イチジク【土作り】イチジクの根域は浅く、保水性に優れ、かつ通気性が良く水はけの良い土壌を好みます。土壌環境の悪化は、根の健全な生育を妨げ、土壌病害の発生や細根りょうの減少によるヤケ熟れ果の発生原因となります。かん水を行ってもヤケ熟れ果が多発した園地は、細根が減少したり、勢いが低下し十分吸水できない状態となっています。そのような園地は、土作りを徹底し、根が活動しやすい緩衝力の強い土壌に改良しましょう。【石灰資材の施用】イチジクは、中性から弱アルカリ性(㏗7・0~7・5)の土壌を好みます。10aあたり100㎏を基本に、苦土石灰またはカキ殻粉末などの石灰質資材を施用します。【中 耕】イチジクは2カ月以上に渡り毎日収穫を行うため、圃場の土は踏み固められています。根は、ごく浅いところに集中していますので、中耕を行います。ただし、根が浅く分布していますので、管理機等で中耕する場合は、2~3年かけて一樹周りを終了するように、計画的に中耕してください。【客 土】新根の発生を促し、根域を広げるためには、客土が最も効果的です。マサ土を2~3㎝の厚さに客土します。客土には、多大な労力を必要としますが、樹勢維持のため毎年少しずつ実施しましょう。【ネコブセンチュウ対策】ここ数年、ネコブセンチュウの被害が増えています。ネコブセンチュウに加害されると、文字通り根にコブができ、根の機能が著しく低下するため、樹勢衰弱、ヤケ熟れ果の発生原因の一つとなります。イチジクは永年作物であるため、一旦被害を受けると根絶するのは困難です。苗木からの伝播、野菜の間作などによる圃場への持ち込みに注意するとともに、予防的に防【全体運】勢いがある半面、不注意になりそう。小さな失敗にクヨクヨせず、サッと切り替えましょう。観劇が良い刺激に【健康運】運動を満喫して。心身共に良い影響が【幸運の食べ物】長ネギ今月の運勢 蟹座6/22~7/227JAみはら 2019.1

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