JAみはら1月号310
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除することが大切です。また、未熟な堆肥を投入すると発生しやすくなりますので注意してください。すでに寄生されている樹は、部分深耕により患部(根)を切断し、そこに堆肥を投入することで、翌春に健全な根の発生を促すことができます。合わせて、5月にネマトリンエース粒剤で防除してください。【園内清掃】せん定枝や落葉、残果などをそのまま放置すると、翌年の病害虫の発生源となります。園外に持ち出し処分しましょう。●その他の品目どの品目も落葉が完全に終了してから、春先に樹液が動き始める前にせん定を終了させましょう。ウメは年内に終了させますが、その他の品種は2月頃までに終了させましょう。担当山名 智家庭菜園新たな一年が始まりました。まだまだ寒い日々が続きます。旧暦では1月は睦月(むつき)と呼ばれ、春の始まりとされる月であったそうですが、実感できるのはまだ先になりそうです。引き続き体調管理に気を付けましょう。今回は先月に続き、冬でも栽培できる野菜についてご紹介します。●コマツナコマツナは、年間通して栽培することができ、生育期間も短く、培養土を使ってプランター栽培もできる、比較的栽培しやすい野菜です。カロテンやビタミン類、カルシウム、鉄、食物繊維などの栄養素を含み、カルシウムは、ほうれんそうの3倍以上、骨粗しょう症予防に効果的な緑黄食野菜です。コマツナには長葉系と丸葉系がありますが、耐寒性に優れている丸葉系がおすすめです。この時期に栽培する場合は、気温が低いのでビニールトンネル等、保温対策をする方が早く成長します。生育温度は5~35℃程度と言われています。●ほ場の準備と種まき種を播く2週間前に、苦土石灰と完熟堆肥を入れ、よく耕しておきます。1週間前には基肥として「JA三原やさい有機189」を約130g/㎡施用し、よく耕します。畝の高さは通常10㎝ほど、水はけの悪いほ場は少し高めに作ります。畝幅は1m程度に作りましょう。●種播き長い棒などを利用して種の播き溝を作ります。(条間15㎝程度で4~5本作ることが出来ます)播き溝の深さは1㎝ほどにし、1㎝間隔で種を一粒ずつ播いていきます。畝全体に種を播くバラ播きより、播き溝を作って播く条播きのほうが間引き等の作業がしやすくなるのでおすすめです。種を播いた後は5㎜程度土をかけて軽く押さえ、しっかりと水をやりましょう。●間引きコマツナは光を好むので、株間を広げると株が大きくなり、品質も向上します。葉と葉が触れ合う前に間引きをしましょう。株間が狭くなると、風通しが悪くなり、病害虫の被害も出てきます。発芽して双葉のころは、茎が太くしっかりとしたもの、葉の形や色が良いものを残し、茎が細長いもの、葉の形や色が悪いものなどを摘み取りましょう。株間2㎝程度に間引きます。その後、本葉2枚くらいになったころに株間3~4㎝程度、4枚くらいになったころに株間5~6㎝程度になるようそれぞれ行いましょう。摘み取る際、苗を引き抜くと、他の苗も傷めてしまうので、ハサミ等で株元を切り取るようにすると良いでしょう。●追肥と水やり基本的には基肥のみですが、今の時期は、気温が低いので比較的生育期間が長くなりやすいため、生育の様子を見ながら必要に応じて追肥を行いましょう。追肥は2回目、3回目の間引き後にJA三原やさい有機129を約25g/㎡を畝全体にばらまきます。その際、株に肥料がかからないよう注意しましょう。まいた後は移植ごて等で土と肥料が混ざるようにかき混ぜます。液肥を与える場合は本葉2~3枚の時に与え、水やりをします。液肥が葉にかからないよう注意しましょう。水やりは本葉3~4枚(草丈約10㎝)まで行い、その後は土が乾いてきた時に水やりをします。●収穫種を播いてから約70~80日で収穫を迎えます。収穫の時期としては草丈20㎝程度が目安です。これ以上成長すると、茎が固くなるため、収穫適期を逃さないようにしましょう。収穫は、ハサミ等で株元を切るか、株元を持って引き抜くように収穫しましょう。収穫したコマツナを保存する場合は、湿らせた新聞紙などに包み、立てて冷蔵庫で保存しましょう。すぐに食べきれない場合は、軽く茹でて、食べやすい長さに切って、保存袋などに入れて冷凍しましょう。【全体運】いつになく神経質になってしまうかも。深刻に受け止めやすいので、気楽に構えること。深呼吸でリラックスを【健康運】温活に力を入れると、順調に過ごせます【幸運の食べ物】おから今月の運勢 獅子座7/23~8/228JAみはら 2019.1

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