JAみはら3月号312
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〈平成30年7月豪雨対策〉~水稲の作付再開に向けた技術対策~土砂流入水田における水稲作付に向けた肥培管理について 昨年7月の豪雨災害により被災された皆様方に、あらためてお見舞い申し上げます。 被災した農地や水路などの復旧に関し、行政による災害復旧事業等の支援策が示されるなか、土砂が流入・堆積した圃場において水稲の作付けを再開される場合、養分の乏しい土砂を混和することにより、地力が低下し養分不足となりますので、以下の留意事項を参考に肥培管理を行ってください。(1)流入土砂対策 ①公共の災害復旧事業等を活用して、可能な限り流入土砂を撤去しましょう。 ②堆積した土砂を作土に混和する場合、混和可能な土砂の堆積深さは5cmまでが目安です。 ③流入土砂が多くなるほど養分不足となるため、均平を図ったのちにできるだけ深耕しましょう。(2)肥培対策 ①土砂を混和した圃場の土壌診断を行い、土壌診断結果に基づいた肥培管理に取り組みましょう。 ②土づくり資材を施用し、必要養分を補給しましょう。(【表1】参照) ③施肥は、分施(基肥+追肥+穂肥)を基本とし、水稲の生育を見ながら加減しましょう。(【表2】参照) ④窒素成分を慣行よりも総窒素量で1~2割増施することを基本とします。 ⑤地力等の状況が把握できるまでは、耐倒伏性の強い品種(「恋の予感」など)を作付けましょう。 ⑥堆肥(牛ふん)を毎年1~2t/10a施用し、地力の向上をはかりましょう。【表1】土づくり資材の施用例(10aあたり)基本型省力型ミネミックス苦土重焼燐けい酸加里200㎏20㎏20㎏アヅミン牛ふん堆肥200㎏1t土楽園アヅミン200㎏300㎏ ※堆肥の施用が難しい場合は、アヅミンを増量する。(堆肥1トンの腐植成分≒アヅミン40㎏)【表2】「恋の予感」の施肥設計例(10aあたり)   〇基本型(分施)施肥時期肥料名流入土砂深度1.5cm3.0cm5.0cm基 肥い~ね40325㎏30㎏30㎏追 肥〃20㎏20㎏25㎏穂 肥い~ね70720㎏20㎏20㎏   〇省力型(一発)施肥時期肥料名流入土砂深度1.5cm3.0cm5.0cm基 肥ユーコート666L65㎏70㎏70㎏ ※土質により追肥が必要。水稲稲作暦に記載の「ツインターボフェルテラ箱粒剤」の予約注文については、右の表の見直し後の予約価格で対応させていただきます。【水 稲】⃝区分:箱処理剤⃝品名:ツインターボフェルテラ箱粒剤規格2019年産稲作ごよみ記載価格(見直し後)当用価格(税込)予約価格(税込)当用価格(税込)予約価格(税込)13,9513,8473,8893,787311,25910,96411,07410,784生産資材の価格見直しについて【全体運】気持ちが不安定になる気配。身の回りを片付けると気持ちが落ち着くので、試してみて。念入りな掃除も効果大【健康運】体力過信はNG。定期的に休息を取って【幸運の食べ物】タイ今月の運勢 天秤座9/23~10/2310JAみはら 2019.3

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