JAみはら6月号315
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 新年度が始まり、新しいことにチャレンジされている方、環境が変わった方も多いのではないでしょうか。“五月病”という言葉もあるほど、連休明けは疲れが出やすい時期です。今回は、そんな疲れやストレスに打ち勝つためのヒントを栄養の面からご紹介したいと思います。■心に必要な栄養素 心の安定には以下の3種類のホルモンのバランスがとれていることが大切です。興奮系 集中、やる気、興奮、イライラ抑制系 興奮を鎮める調節系 幸せな気分、満足感、睡眠 これらのホルモンは、たんぱく質でできており、それぞれの機能を持った役割ができるまでに様々なビタミン・ミネラルなどを必要とします。 ■食生活改善のポイント1.心の安定を保つホルモンを作るための材料をしっかりと摂ること たんぱく質、ビタミン、ミネラル(鉄、カルシウムなど)が特に必要な材料です。肉・魚・鶏卵・大豆製品などのたんぱく質は、毎食一品は用意し、その他、野菜・果物・海藻・きのこ・乳製品等も十分摂取することが望ましいです。2.血糖値を安定させること 血糖値が上がると、調節系ホルモンが一瞬増えて良い気分になります。一方で、血糖値が急上昇すると、急降下して、元に戻るという現象が起き、それに伴って気分の変調を来します(イメージ図)。血糖値を急上昇させる食べ物は糖分です。食べる量や食べ方には注意が必要です。■よくあるこんな食生活に要注意!1.『早い!安い!うまい!』はだいたい炭水化物(=体内で糖にかわる) 忙しいと、パン、おにぎり、ラーメン、うどん…のような炭水化物だけの食事になりがちです。このような食事は、血糖値が上がりやすく、ホルモンをつくる材料も足りません。たんぱく質を含むメニューやサラダを足すなど、食事にひと手間かけてみましょう。2.ちょっと疲れたときの甘いもの、栄養ドリンク 元気になるような気がしますが、それは摂取した直後だけです。血糖値の乱高下を招き、結果的には眠気やイライラが後で現れ、作業効率を下げることになります。何かつまみたいときは、ナッツ類やチーズなど低糖質のものがオススメです。3.ヘルシー志向の食生活 健康に気を付けるあまり、肉を避ける、菜食主義、極端に少ない食事などをしていると、必要な栄養素が足りず、体にも心にも影響します。 食事のバランスを整えることは、心と体の健康につながります。一度、ご自分の生活を振り返ってみましょう。食べて予防!ストレスに負けない体づくり食べて予防!ストレスに負けない体づくり興奮系抑制系調節系たんぱく質+ビタミン・ミネラル食事幸せ眠いだるいイライラ血糖値イメージ図今月の運勢 射手座11/23~12/21【全体運】いろいろな分野に興味を感じるものの、飽きっぽくなっているよう。手を広げ過ぎるのは避けて。観劇にはつき【健康運】梅雨冷えにご用心。軽い運動が開運の鍵【幸運の食べ物】カワハギ12JAみはら 2019.6

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