JAみはら7月号316
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季節予報広島地方気象台 季節予報より7月 平年に比べ曇りや雨の日が多いでしょう。降水量は、平年並または多い確率ともに40%です。8月 平年に比べ晴れの日が少ないでしょう。降水量は、平年並または多い確率ともに40%です。担当石川 祐介(広果連)柑 橘かんきつは、生理落果もほぼ終了し、新葉の光合成が盛んになるにつれ、果実肥大が進む時期となります。昨年のように梅雨明け後は、乾燥した日続くことがあります。摘果や病害虫防除、水管理など基本管理を実施し、高品質果実生産につなげます。●温州みかん園地、樹によって着果はバラついています。着果量を確認し、摘果を進めます。【隔年結果是正対策】・着果過多樹について着果量が多い樹は、隔年結果是正を目的に7月上旬までに、樹冠上部1/3全摘果を実施します。樹冠上部1/3以上の果実を全て落とすことで、夏芽を発生させ、翌年の結果母枝を確保します。仕上げ摘果については、9月以降に2S以下と2L以上になる果実を摘果します。【透湿性マルチ被覆】昨年は9月以降の大雨で糖度が上がりにくい状況となりました。マルチの被覆は梅雨の土壌水分がしっかりある状態で被覆し、緩やかに水分ストレスを掛けることで、表層根を保護し、糖度の上昇を図ります。マルチの被覆が遅れないように行いましょう。マルチ被覆園の荒もぎ摘果は通常どおり7月中旬ごろから内成り、裾成りを中心に摘果してください。●中晩柑類中晩柑類の大玉生産のためには初期に肥大を促すことが重要です。早期摘果、夏肥施用、かん水など基本管理をしっかり行いましょう。【摘 果】大玉生産を目的に、生理落果終了後から、荒もぎ摘果を行います。着果過多にならない様にしっかり摘果します。【中晩柑の夏肥施用(2回目)】樹勢を維持し、果実の肥大を促すため肥料切れさせないよう、肥料の吸収効率が良い夏肥を基準量施用しましょう。●温州みかん・中晩柑類共通【病害虫防除】ミカンサビダニ高温乾燥が続くと、発生が多くなります。発生に注意し初期防除を徹底しましょう。ゴマダラカミキリいしじ温州ではゴマダラカミキリの被害を受けやすいので注意します。特に苗木ではゴマダラカミキリに産卵されると枯れてしまう事があるので、早期に発見して被害を防ぎましょう。・黒点病昨年は、7月に豪雨が続き、黒点病の感染が平年より多くみられました。黒点病の防除は、予防散布が基本です。前回実施の黒点病防除から、1ヵ月以内あるいは、雨量が250ミリを超える前に、黒点病防除の再散布を行います。また、摘果とあわせて感染源となる枯れ枝の除去を行います。【かん水】土壌が完全に乾かないうちにかん水を行いましょう。特に、デコポンやはるみでは土壌水分が不足すると果実の肥大が悪くなるだけでなく、酸が高くなります。かん水は、梅雨明け後10日以上降雨が無い場合は、7日間隔で20~30㎜程度かん水してください。合わせて堆肥・もみ殻・敷き藁などを利用して乾燥を抑える対策も行いましょう。担当髙本 大輔(広果連)落葉果樹梅雨時期に入ると降雨の日が続き思ったように農作業が進みません。天気予報を見ながら計画的に農作業を進めましょう。また、梅雨明け後は一転乾燥する傾向にあります。土壌水分のあるうちに乾燥防止対策やかん水できる準備を行ってカミキリムシ幼虫写真はかん注器使用【全体運】知的好奇心が旺盛になる時期。人気ジャンルほど耳寄りな情報をキャッチしやすいかも。日帰り旅行もお勧め【健康運】体力の過信はNG。準備運動も忘れずに【幸運の食べ物】スズキ今月の運勢 牡牛座4/20~5/205JAみはら 2019.7

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