JAみはら7月号316
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や果実周辺の徒長枝のせん除や、捻枝を行います。ただし、夏季せん定は樹勢を弱めることに繋がりますので、様子を見ながら数回に分けて行います。【除 袋】除袋の時期は、果実全体の地色が抜け、縫合線付近や果底部付近にやや青味が残る頃が適期です。樹の上部から始めましょう。【収 穫】有袋果の収穫の目安は、果頂部周辺の青味がほとんど抜けてくる時期です。果実の成熟は、樹の上部から下部へ、1本の結果枝では、先端部の果実からすすみます。モモの核割れ果について核割れは、中の種が縫合面にそって割れ、食味が低下したり、奇形になったり日持ちが悪い果実になったりします。発生を助長する原因としては、気象条件(水分管理)や栽培管理(着果不足や摘果の程度や樹勢)があげられます。【病害虫防除】灰星病などの果実腐敗病の発生が多くなります。発病果実は、見つけ次第除去し園内に残さないようにしましょう。灰星病ロブラール500アクア1、500倍(注)ロブラール500アクアは収穫前日まで使えますが、ハモグリガ防除でスミチオンを混用散布した場合は、スミチオンの収穫3日前が基準になります。担当時安鴻二郎家庭菜園7月は、前半の梅雨時期と後半の梅雨明け後で環境が大きく変化します。天気予報をよく確認して、適切な管理作業を心掛けましょう。また、梅雨末期には大雨が降ることが多いので注意してください。●梅雨明け後の管理梅雨が明けると、強い日差しと時々降る夕立で作物の生育が促進されます。同時に、雑草も多く発生する時期になってきますので、定期的な草刈と除草剤の散布を組み合わせた管理を行いましょう。晴天が続く場合は、水やりが欠かせません。特に盛夏期は、高温と水不足から、作物が夏バテを起こし、生育が悪くなることがあります。敷きわらやマルチなどで乾燥を防ぎ、早朝か夕方の涼しい時間帯にしっかりとかん水を行いましょう。日中の気温が高い時にかん水すると、地中の温度が上がりすぎて高温障害を起こす危険があります。しっかりとかん水を行うには、表面だけでなく、土の深い部分にまで浸透させる必要があります。ホースなどを使って畝間にかけ流したり、株の近くに水の通り道を作ると水が浸透しやすくなります。土の表面が白くなり、作物の葉が萎れていると水が不足しています。特に、根張りが浅いキャベツやホウレンソウ、レタスなどは水不足になりやすいので注意しましょう。ただし、夏場の水やりは、ホースに残った水をそのまま使うと、始めに出てくる温水で作物を傷めてしまう可能性があります。温水を出し切ってから水をやるようにしましょう。●追 肥特に果菜類は、長期間収穫を続けるために養分の供給がとても大切です。基肥として使われた資材にもよりますが、収穫初めごろから約1~2週間おきに少しずつ施すのが目安です。追肥は、根がすぐに肥料を吸収できるように、根の少し先の方へ施します。初めの追肥は株元の近く、実が大きくなる頃からは、株元から少し離して施しましょう。●収 穫気温が上がってくると、夏野菜の収穫が最盛期を迎えます。一番おいしい適期を逃さず収穫しましょう。長期に収穫を行う果菜類では、収穫する実が大きくなり過ぎないように注意しましょう。大きくなり過ぎると、その分、樹に負担がかかってしまいます。特に、最初の2~3本は早採りを行いましょう。【トマト】開花後、45日~50日で実が十分に色づき完熟したものから収穫しましょう。実を横向きにするだけで簡単に収穫できます。完熟したトマトは、収穫を遅らせても大きくなったり、甘みが増したりすることはありません。収穫が遅れると皮が硬くなったり、収穫前にヘタから落ちてしまうので、収穫適期を見逃さないようにしましょう。【キュウリ】通常22㎝、100~120gで収穫します。キュウリは生育が早いので、かん水や追肥を適宜おこない、若いうちから収穫するようにしましょう。株が疲れてくると曲がりが多くなるので注意しましょう。【ピーマン】中型種は30~40g、大型種は70~80gで収穫しましょう。カラーピーマンの場合は、完熟して色がついてから収穫しましょう。ピーマンは枝が折れやすいので収穫はハサミを使った方が良いです。【トウモロコシ】果実の先のひげが茶褐色になった実を調べ、粒が黄色くなっていたら収穫します。収穫適期を過ぎて熟しすぎると、粒の中央がへこみ食味が悪くなるので注意しましょう。核割れ果※ひどいものは、果実果梗部に穴があきます。【全体運】自己アピールに最適。やってみたかったことにチャレンジを。外出するとラッキーハプニングに出合える予感も【健康運】食生活を見直す好機。体質改善に効果が【幸運の食べ物】ズッキーニ今月の運勢 蟹座6/22~7/227JAみはら 2019.7

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