JAみはら9月号318
6/16

【病害虫防除】ミカンハダニ着色期での被害は着色不良の要因となり商品価値を低下させます。発生が見られたら密度の低いうちに防除を行います。ミカンサビダニ近年ミカンサビダニの被害が一部の園地で問題となっています。ミカンサビダニが発生していた園地では、9月下旬から10月上旬にイオウフロアブル400倍を散布します。ミカンサビダニは黒い果実が見え出して防除しても手遅れとなりますので注意してください。また、散布の際は散布ムラをなくし丁寧に防除するよう心がけましょう。担当髙本 大輔(広果連)落葉果樹9月は台風の襲来が多い月です。また、秋雨により降雨の日が続く時期でもあります。収穫が終了した樹でも、来年度に向けて貯蔵養分を蓄えるために、健全な葉を保ち早期に落葉させないよう、病害の発生に注意し今後の管理を行いましょう。●共通管理【台風対策】⃝事前対策・集・排水溝の整備・防風網・棚の整備補強・支柱の補強、接木部の固定強化・マルチの飛散防止・病害の防除⃝事後対策・倒伏樹の引き起こし…根が乾燥しないように早めに引き起こす。・落葉のひどい樹の日焼け防止剤の塗布。などがあげられます。【礼肥の施用】貯蔵養分の蓄積と樹勢回復を目的に樹種ごとの基準(JA施肥基準参照)を確認し、礼肥の施用を行います。●ブドウ管内のブドウの収穫は、今月中・下旬に概ね終わります。【枝管理】収穫後、枝の先端付近から副梢が旺盛に発生する場合があります。この場合、本来、貯蔵養分として樹に蓄えられるべきものが消費され翌年の作柄へのマイナス要因となります。副梢が発生した場合は、捻枝、摘心、かぎ取り等を行います。【病害虫防除】ベと病やコガネムシ・フタテンヒメヨコバイの防除を行います。収穫後に、べと病対策でZボルドー800倍に薬害防止でクレフノン100倍を加用散布します。害虫駆除でスミチオン水和剤40の1,000倍を混用散布しましょう。●イチジク【収穫時の注意】今月は収穫のピークを迎えます。イチジクは傷みが早く、収穫適期幅の短い果実です。毎日、適熟果を収穫します。収穫は、果実温の低い早朝に行い、果実を重ねないよう収穫カゴに丁寧に入れます。収穫の際には、皮剥け等に注意します。なお腐敗果は、ショウジョウバエ、黒かび病など病害虫の発生要因になりますので園外へ持ち出し処分します。【かん水】イチジクは、葉が大きく蒸散量が多いうえ、収穫期には果実肥大に伴い多くの水分を必要とします。収穫期でも晴天が続く場合は、適宜かん水を行います。●カ キ【汚染果対策】着色期以降に園内の日当たりが悪く、多湿だと着色不良果や汚染果の発生原因になります。園内の除草や徒長枝の処理、結果枝の枝つり、枝支えを行います。【病害虫防除】うどんこ病・たんそ病ストロビーDF3,000倍(収穫14日前まで)カメムシ類アグロスリン水和剤1,500倍(収穫前日まで)(注)混用したらストロビーの基準が優先します(収穫14日前までの基準)【収 穫】果実が濡れている状態で収穫すると黒変しやすいので、果実が乾いてから収穫します。【脱渋(アルコール法)】0・05㎜のポリ袋の底に木綿(50g位)を入れます。その中に果実を5㎏位入れ、次はアルコール(35%焼酎)80~150㏄を果実にかからないように周辺から木綿にしみこませます。10月の半ばころまで80㏄を基準にその後気温の低下とともに徐々に樹上に残った腐敗果は随時除去しましょう。カキのたんそ病被害果レモンのミカンサビダニ被害果【全体運】一時の感情で行動すると失敗しやすい月。冷静さを大切に。キッチンやお風呂など、水回りの掃除で運気が回復【健康運】暑くても体の冷やし過ぎはNG。ほどほどに【幸運の食べ物】スダチ今月の運勢 双子座5/21~6/216JAみはら 2019.9

元のページ  ../index.html#6

このブックを見る