JAみはら10月号319
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【枝つり】垂れ下がっている枝は、果実の重みで枝が折れる場合があります。枝つりを行い、果実への日当たりを良くして着色の向上をはかりましょう。【病害虫防除】ミカンハダニ着色期の被害は、外観品位の低下を招きます。ハダニの発生がみられたら、発生密度の低いうちに防除を行います。特に、乾燥が続く場合は発生しやすくなりますので注意します。ミカンサビダニ気温が高く乾燥すると、ミカンサビダニが発生します。発生園は、防除を行います。【栽培管理履歴書の提出】消費者の農産物に対する安全志向の高まりから、農薬の安全・適正使用が求められています。栽培管理履歴書を記入することは、自身の農薬の適正使用を証明することにつながります。出荷前には、農薬や施肥の実施を記録した栽培管理履歴書を提出しましょう。●温州みかん【極早生みかんの採収、選別、出荷】収穫前には、腐敗防止剤を散布します。着色基準に従い、食味の良い園地および樹から収穫を開始します。収穫する時は、ハサミで果皮を傷つけないために二度切りします。収穫した果実は、荷受け基準に沿って家庭選別を行います。選別場所は明るくして、生傷や着色期のアザミウマ被害果、日焼け果などを家庭選別で除去します。【夏秋梢の処理】不作樹では、春枝の先端から夏秋梢が発生しています。樹勢が強い樹(特に若木)は複数発生している夏秋梢の枝から、1枝1本に整理します。春芽を発生させる場合は、春枝と夏枝の節(境目)の上で切り返します。直立した強い夏秋梢は、樹形を乱すため、基部から間引きます。【病害虫防除】腐敗防止剤の散布今月から極早生みかんやレモンの収穫および出荷が始まります。出荷基準を確認し、収穫出荷を進めます。アザミウマ類着色期にアザミウマ類の発生がみられたら防除を行います。【樹勢回復対策】収穫が終了した極早生温州は、樹勢回復のため、尿素300倍を7~10日間隔で2~3回程度散布しましょう。●中晩柑類【レモンの収穫】レモンは果実の横径が55㎜(M級果)以上になった果実から収穫を始めます。この時期に収穫する果実は果皮が未熟で体質が弱いため、収穫かごやコンテナの底にクッションを敷くなどして、衝撃を与えないようにしてください。また選別時も同様に、果実の取り扱いを丁寧に行います。レモン採収リングレモン採収リングは、直径56㎜の金属製の輪っかです。果実にあてがってその場で確認できます。※商品につきましてはお近くのJA営農センターへお問い合わせください。【病害虫防除】炭そ病秋季に降雨が多いと枯れ枝が感染源となり、炭そ病が発生します。薬剤防除と合わせて、枯れ枝を除去しましょう。担当髙本 大輔(広果連)落葉果樹収穫作業もほぼ終わり一段落したところではありますが、樹は貯蔵養分を蓄え、次年度へ向けて準備を始めています。●落葉時期で樹勢判断通常、自然落葉はだいたい10月下旬から11月にかけて起こります。それまで、健全な状態で葉が残っていることが大切です。干ばつの影響や病気などで根や葉ハダニと卵しらぬひのサビダニ被害果炭そ病が発生したハッサク気温の低下とともに一斉に落葉することが理想です。【全体運】普段より行動範囲が狭くなりがち。意識して目新しいことに興味を持って。発想力アップにはハーブティーが◎【健康運】ゆとりのある精神状態が運気好転の鍵【幸運の食べ物】ラッカセイ今月の運勢 牡牛座4/20~5/205JAみはら 2019.10

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