JAみはら11月号320
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担当石川 祐介(広果連)柑 橘今月から早生みかんの収穫・出荷が始まります。着色など基準に達した果実から採収しましょう。また、中晩柑類は再度見落としが無いか確認して仕上げ作業を行いましょう。●温州みかん・中晩柑類共通管理【栽培管理履歴書の提出】品種ごとに栽培管理履歴書の提出が必要です。提出の後、確認証を発行し、荷受となりますので宜しくお願いいたします。【秋肥の施用】秋肥は、樹勢の回復、耐寒性の向上、翌春の着花・発芽量の確保を目的に行います。施肥時期が遅れると地温の低下により、根の活動が鈍くなり肥料の吸収力が低下します。施肥時期が遅れないようにしましょう。【夏秋梢の処理】温州みかん着果させる場合は、夏秋梢の先端を1本に間引き利用します。春芽を発生させる場合は、春枝と夏枝の節(境目)の上で切り返します。中晩柑類夏秋梢の処理は、かいよう病の感染防止、芽と果実の養分競合を避け果実肥大を促すため、翌春に充実した春芽を確保するため行います。デコポン、はるみは、夏秋梢を翌年の結実に利用するため、弱い枝を間引き強い枝を残し充実を図ります。【方 法】温州みかん春芽を発生させる場合は、春枝と夏枝の節(境目)の上で切り返します。樹勢が強い樹は複数発生している夏秋梢の枝から、1枝1本に整理します。直立した強い夏秋梢は、樹形を乱すため、基部から間引きます。中晩柑類夏秋梢処理後に再び、晩秋芽が発生したら、その都度除去します。しらぬひ(デコポン)やはるみは、貧弱な枝を間引き強い枝を残し充実を図ります。●温州みかん【腐敗防止対策】消費者地での腐敗果の発生は産地の信用を落とします。腐敗果を発生させないために、以下の点に注意し管理を行います。腐敗防止剤の散布腐敗果の発生を抑えるため、収穫前には腐敗防止剤を散布しましょう。薬剤…ベフトップジンフロアブル1,500倍(温州みかん収穫7日前まで)収穫・選別の際の注意収穫は分割採収が基本です。着色基準に従い、熟度の進んだ外成りの果実から収穫します。また、浮皮やクラッキング(ヘタ周辺のヒビ割れ)の発生がある場合は採収を急ぎましょう。収穫の時は、よく切れる収穫ハサミを用いて、軸長果にならないように2度切りを行います。また、果実の取扱は丁寧にして、ハサミ傷や打ち身などを無くし、腐敗果の発生を防ぎます。収穫した果実は、荷受け基準に沿って家庭選別を行います。選別する場所は明るくして、腐敗に繋がるはさみ傷や着色期のアザミウマ被害果を排除します。【病害虫防除】アザミウマ類着色期にアザミウマ類の発生がみられたら防除を行います。特に、果実と果実が重なっているところに被害が発生しやすい特徴がありますので注意します。樹勢回復対策収穫終了した園地は2~3回、尿素200倍を葉面散布してください。特に、マルチ被覆園や着果過多樹、フィガロン乳剤散布園など樹勢が低下している園地は、樹勢回復をはかります。●中晩柑類【樹上選果】園地を見回り、小玉果や傷果日焼け果を摘果します。【腐敗防止剤の散布】貯蔵中の腐敗果の発生を軽減させるため、収穫前には腐敗防止剤は散布しましょう。11月家庭選別用照明機器(セキスイLED照明機器テクテラス)について白熱灯・蛍光灯よりも省エネで明るい家庭選別用のLED照明機器を使用すれば、暗い倉庫の中も明るくなり、目にも優しく、傷・腐敗も良く見え、家庭選別も楽になります。(お近くの営農センターへお問い合わせください)夏秋梢の処理には、ロングタイプのピストル剪定400、またはショートタイプのピストル剪定260を使用すると便利です。(お近くの営農センターへお問い合わせください)【全体運】物事を邪推しやすくなる暗示。意識してプラスの発想に転換を。神社や仏閣に足を運ぶと心が落ち着きそう【健康運】無理しがち。体をいたわることで開運に【幸運の食べ物】カブ今月の運勢 牡羊座3/21~4/194JAみはら 2019.11

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