JAみはら1月号322
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気象庁によると1月は冬型の気圧配置が弱く、寒気の影響を受けにくい予報です。しかし、暖冬の傾向であっても、一時的に大寒波が襲来した年もあったことから、今後も注意が必要となります。●温州みかん・中晩柑類共通管理【土づくり】近年の豪雨により、表土の流出等の被害が発生した園地では、土づくりが重要です。土壌環境を整え、健全な根を増やすために土づくりに積極的に取り組みましょう。【有機物の施用】細根量を増加させるために、堆肥などの有機物を10aあたり2t以上(1樹1袋)投入します。【石灰質資材の施用】酸性が強い土壌では、微量要素の欠乏・過剰症の障害が発生しやすくなります。土壌酸の性化を矯正するために10a当り100㎏の石灰質資材を施用してください。【密植園の間伐】密植園は作業性が悪く、病害虫が発生しやすくなります。また、樹の中まで日光が当たらないため、果実の品質も悪くなります。密植園は樹と樹の間隔をあけるため間伐を実施します。【越冬病害虫防除】ナシマルカイガラムシやヤノネカイガラムシの発生園やハダニの発生が多かった園地は、収穫終了後、機械油乳剤95を散布し、発生密度を減らしましょう。なお、散布直後の降雨は、効果が低下するため、数日間好天が続くときに使用してください。散布の際は樹勢回復を目的に尿素200倍を混用します。ただし、樹勢の低下した樹には使用しないでください。●温州みかんの管理【樹勢回復対策】樹勢回復のため、できるだけ暖かい日に、尿素200倍を2~3回葉面散布します。【中晩柑類の管理】越冬果実の防寒、防鳥対策しらぬひや清見など樹上越冬させる果実で防寒していない園地は、早急に防寒対策を実施しましょう。【腐敗防止剤の散布】貯蔵中の腐敗果の発生を防ぐため、収穫前には腐敗防止剤を散布しましょう。※かんきつ栽培等の詳細については、月刊誌フルーツひろしまをご覧ください。〝フルーツひろしま〟は、果樹栽培の技術情報から流通の情報までたくさんの情報が詰まってます!また、身近な産地の情報から世界の情報も!・購読を頂いている方は、隅から隅まで読んでください!伐採した後の切株1月担当石川 祐介(広果連)柑 橘【全体運】周りの意見に振り回されやすいとき。自分の経験値を信じて選択を。セールでは掘り出し物をゲット【健康運】疲労をため込む傾向が大。笑いで発散を【幸運の食べ物】ナガイモ今月の運勢 双子座5/21~6/216JAみはら 2020.1

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