JAみはら1月号322
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担当時安鴻二郎家庭菜園●栽培計画を立てよう 1年の中で最も気温が低く、畑での作業が少ないこの時期は、次の栽培計画を立てる良い機会です。前作の結果を振り返りながら1年間の栽培計画を立ててみましょう【作型図を確認しましょう】 同じ野菜でも、品種によって栽培適期が違うものもあるので種や苗を購入する際は作型図をよく確認しましょう。【連作障害に注意しましょう】 ナス科、ウリ科、アブラナ科、マメ科の野菜は、連作障害になりやすいので前作と同じ場所に植えないよう注意しましょう。 畑の広さに余裕があれば農閑期を設けて、土づくりを入念に行い、地力回復に努めるのも良いでしょう。 ただし、大抵の家庭菜園は小さな畑にいろいろな作物を作付する場合がほとんどだと思いますので、次の事を実践してみてください。①畑全体をしっかりと耕起する。  部分ごとに偏った栄養成分や悪い菌の密度を均一にできます。②畝を高く作る。  根をしっかり張るような作物は、特に高畝にする必要があります。根は固い石や土壌、固まった肥料等を避けて、柔らかい部分を進んでいく性質があります。根張りをよくするためには、畝の高さや幅がしっかりとれていることが、重要になります。③密植にしない  足の踏み場もないほど、いろいろな作物を植えていると、病気になりやすく、生育も思わしくなくて枯れてしまうことがあります。最低限、自分が作業しやすいほどの間を空けて、通気をよくしましょう。④植付時は水管理をしっかりする  植付時のかん水が不十分で発芽しなかったり、活着不良で枯れてしまうことがあります。初期生育はとにかく水管理が重要になります。特に乾燥する時期には注意しましょう。 これらの事をふまえて、毎年良い作物が栽培できるよう、工夫して計画を立ててみましょう。●鳥獣害対策について 近年、鳥獣による農作物への被害が多発しています。その原因として考えられるのが、無意識に行っている「餌付け」です。 鳥獣の餌は大きく分けると、人間にとって「食べられたら怒るもの」と、「食べられても怒らないもの」の2種類あります。 怒らないものについて例を挙げると次のようなものがあります。・放置した野菜くず・落葉果樹の落果(摘果)したもの・放任果樹・稲刈り後のヒコバエ・畦畔やほ場内の雑草 など これらは、人間が食べないものなので、シカやイノシシに取られても、あまり気にしないものだと思います。 必要ないから放置しているものや、普段から何げなく行っていることが、シカやイノシシを呼び、餌付けまでしてしまっていることがあります。 また、耕作放棄地に雑草が繁茂していたり、見通しの悪い雑木林などがあると、そこが潜み場となります。 動物は学習するので、一度、人間のおいしい食べ物を食べるという経験を積ませると、場所を覚え、繰り返し出現するようになります。 特に、これからの季節は、山の中の食べ物が不足するため、人間の食べ物を探しに出現する頻度が高くなります。 人間にとっていらないものでも、シカやイノシシが食べるものは、放置するのではなく、適切に処分して、できるだけ餌付けしないよう、心がけてみましょう。【全体運】マイナス思考が現実化しやすい傾向あり。意識的に楽しいことを考えて。新しい習い事を始めると充実しそう【健康運】うまく自己管理できそう。マッサージ吉【幸運の食べ物】野沢菜今月の運勢 獅子座7/23~8/228JAみはら 2020.1

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