JAみはら2月号323
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特に収穫時は、ハサミ傷による腐敗が出やすいため、専用のハサミ(デコチョン)を使用しましょう。(お問い合わせは営農センターまでお願いいたします。)【甘夏の収穫】甘夏は、寒波被害に合わないよう注意し、1月下旬~2月上旬に収穫します。【はるかの収穫と果実管理】はるかの収穫は、寒波被害に合わないよう注意し、完全着色を基本に1月下旬までに収穫します。収穫後は、ス上がり軽減と食味・貯蔵性向上のため、強めの7%程度予措をします。軒下の風通しが良い場所で行います。目安のコンテナに札をつけて定期的に計測しながら予措の程度を確認してください。※かんきつ栽培等の詳細については、月刊誌フルーツひろしまをご覧ください(ご購入はお近くのJA営農センターへお願いいたします)。担当髙本 大輔(広果連)落葉果樹今月中に、冬期の管理であるせん定や土づくりを終了させましょう。今月末から来月にかけて越冬病害虫の防除も始まります。計画的に作業を進めていきましょう。●整枝・せん定の見直し先月に引き続き、整枝・せん定を行ないましょう。2月になると暖かい園地では、樹液の流動が始まります。樹液の流動が始まると、切り口の癒合が悪くなったり発芽が遅れたりするおそれがありますので、遅くても今月中旬までには終了させましょう。また、終了後もせん定の見直しを行い、枝は適正な間隔で配置されているか、病害虫被害枝や枯れ枝が残っていないか、誘引や枝つりはされているか確認しましょう。●土づくり先月に引き続き、土づくりがまだの園地は実施しましょう。堆肥などの有機物の施用、苦土石灰やマリンカル等の石灰質資材の施用、中耕や客土を実施し、根が活動しやすい土壌環境を整えましょう。●園内清掃引き続き、越冬病害虫の密度低下を目的に、落ち葉やせん定後の枝、残果、ぶどうの巻きひげなどがあれば園外に持ち出し処分しましょう。●病害虫防除発芽前に、越冬病害虫の防除を目的に「石灰硫黄合剤」を散布しましょう。生育ステージの早いウメは1月まで、スモモは2月下旬までが散布時期ですが、その他の品種については表を参考に防除を行いましょう。また、「石灰硫黄合剤」の使用の際の注意事項として、・展着剤を加用し、調整液は速やかに使用すること。・近くの建物や自動車等の塗装面にかからないようにすること。・強アルカリ性のため噴霧器、その他の器具など腐食しやすいので作業後は使用した噴霧器、その他の器具は十分洗浄すること。・散布液調製時、また散布中はマスク、不浸透性手袋、メガネ、防除着を着用することなどが挙げられます。※使用する前には、必ずラベルに記載されている使用方法をご確認ください。●冬季かん水この時期のかん水は、肥料の分解や吸収の促進、発芽揃いを良くするなど初期生育に影響を与えます。降雨が少なく土壌が乾燥するようであれば、2週間に1回程度を目安に、かん水を行いましょう。●ブドウの芽飛び対策主枝形成中の若木や樹勢が強く徒長している樹の場合、発芽が揃わないことや、主枝延長枝の基部から中間部にかけて発芽しないことがあります。このような樹には、芽傷処理をして発芽を促進します。処理適期は、樹液流動が始まる直前の2月下旬~3月上旬です。先端の2~3芽は発芽しやすいので処理せず、それ以種 類時 期適用病害虫使用倍数モモ・スモモ2月下旬~3月上旬 縮葉病・ 越冬病害虫7~10倍カキ3月上旬~下旬越冬病害虫7~10倍イチジク3月中~下旬越冬病害虫7~10倍ブドウ3月中旬~4月上旬 (発芽前)越冬病害虫7~10倍【全体運】気持ちのすれ違いは次第に回復。困り事も解消に向かいます。慌てず、ゆっくり進めるのが円満の秘訣(ひけつ)【健康運】うっかりのけがに注意。ストレッチ吉【幸運の食べ物】ミカン今月の運勢 蟹座6/22~7/227JAみはら 2020.2

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