JAみはら2月号323
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外の発芽させたい芽に芽傷処理を施します。先端方向に見て芽の5㎜程先に、芽傷バサミ、せん定バサミ、金切りノコなどを用い、形成層に達する程度の浅い傷をつけます。担当時安鴻二郎家庭菜園●コマツナコマツナは、比較的寒さや暑さに強く、年間を通して栽培することができ、栽培期間も短く、連作障害も出にくいので、育てやすい野菜です。プランターでも栽培可能なので、家庭菜園の入門としておすすめの野菜の一つです。コマツナが発芽できる温度は5~35℃と幅広く、0℃近くになっても枯死しにくいので、低温でも育てやすいですが、生育適温(15~25℃)と比べて生育が遅くなります。冬季に栽培する場合は、気温が低いのでべたがけ・トンネルなどの防寒対策をすると早く成長します。また、コマツナは発芽してから一定期間低温に遭うと花芽分化してしまうため、保温することで、とう立ちを防ぐこともできます。【ほ場の準備】種を播く2週間前に苦土石灰と完熟堆肥、1週間前に基肥を入れよく耕しておきます。前作によっては、肥料分が残っていることがあるので肥料を減らします。畝の高さは、通常10㎝ほどで、水はけの悪いほ場はもう少し高めに作ります。畝幅は1mほどです。【播 種】コマツナは、生育期間が短いので、整地されたほ場で一斉に発芽させ、生育をそろえることが大切です。長い棒などで深さ1㎝程度の播き溝を切って、種を均一に播くと、後の間引きなどの作業が楽になります。発芽までは、土壌を乾燥させないようにかん水し、べたがけ資材などで保温して一斉に発芽させましょう。季節ごとの生育日数を考え、1回に多く作付せず、回数を多くするようにしましょう。(高温期20~25日、低温期70~80日)【間引き】コマツナは光を好むので株間を広げると株が大きくなり、品質も向上します。株間が狭くなると、風通しが悪くなり、病害虫が発生しやすくなります。葉と葉が触れ合う前に間引きましょう。1回目の間引きは子葉が展開した頃に行います。茎が太くてしっかりしたもの、葉がハート形で色が良いものを残し、大きすぎるものや小さすぎるものを間引きましょう。その後、本葉が2枚くらいになったころに株間3~4㎝程度、4枚くらいになったころに株間5~6㎝程度になるように調整しましょう。摘み取る際、株ごと引き抜くと、他の株も痛めてしまうことがあるので、ハサミなどで株元を切り取るようにすると良いでしょう。【追肥とかん水】基本的には基肥のみで大丈夫ですが、冬季は気温が低く、生育期間が長くなりやすいため、生育の様子を見ながら必要に応じて追肥を行いましょう。追肥は、2回目以降の間引き後に化成肥料を畝全体ばらまき、移植ごてなどで土とかき混ぜます。この時、株に肥料が直接かからないように注意しましょう。かん水は、本葉3~4枚(草丈10㎝程度)まで行い、生育後半は土を乾き気味に保ちます。多湿になると軟弱徒長しやすく、病害も発生しやすくなります。【収 穫】種を播いてから70~80日ほどで収穫時期を迎えます。草丈20~25㎝程度が収穫の目安です。草丈30㎝以上になると茎が固くなり、食味が悪くなるため収穫適期を逃さないように注意しましょう。収穫は、ハサミなどで株元を切るか、根も一緒に抜き取って収穫しましょう。収穫したコマツナを保存する場合は、湿らせた新聞紙などに包み、立てて冷蔵庫で保存しましょう。すぐに食べきれない場合は、軽く茹でて、食べやすい長さに切り、保存袋などに入れて冷凍保存しましょう。【全体運】人との触れ合いから得るものの多い月。社交性を発揮して。金運も好調。欲しかった物が手に入りそうです【健康運】スポーツが上達しやすいとき。レッスンへ【幸運の食べ物】アサツキ今月の運勢 獅子座7/23~8/228JAみはら 2020.2

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