JAみはら3月号324
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担当石川 祐介(広果連)柑 橘3月は高気圧と低気圧の影響を交互に受け、天気は数日の周期で変わりますが、山陽では平年と同様に晴れの日が多い見込みです。右図のように3月の気温は高くなります。貯蔵中の果実がある場合は、庫内の温度が上がり過ぎないように注意しましょう。●温州みかん・中晩柑類共通【間伐の実施】樹と樹の間隔がせまい園地では、せん定をする前に間伐します。樹に日光が当たりやすくなることで光合成能力が上がり、果実品質も向上します。また作業性が良くなることで、仕事の能率も上がります。【せん定】枝が混み合った樹は、最初に大きな枝をせん定して整枝することが重要です。せん定により病害虫の発生を減らし、果実の品質を向上させます。温州みかん・中晩柑ともに全園地せん定実施を目標に作業をすすめていきましょう。軽労力化資材の導入について農作業の軽労力化を進めるため、資材を活用して体の負担を少なくすることが重要です。電動充電ハサミは充電式バッテリーを使用するため、どこへでも持ち運びができ、電動のパワーで力を入れず楽に枝が切断できます。【春肥の施用】春肥は春芽の充実、幼果の初期肥大に重要です。3月下旬から4月上旬に、収穫量や品種に応じて適期適量施肥を行いましょう。【春マシン油の散布】冬マシンを散布していない園地は、ハダニの発生をおさえるため3月~4月上旬にハーベストオイル80倍(4月散布は100倍)を散布します。散布する際は、尿素を混用しましょう。【苗木の植え付け手順】注文した苗木がきたら、①根についている土を水で洗い、一晩根を水につけておきます。②翌日、根を広げながら土をかけて植え付けます。接ぎ木部が埋まらないように注意します。③植え付け後は、かん水を行い、根と土がしっかりなじむようにします。土が下がるので再度土で覆います。④植え付け後は、抑草目的に、黒ポリやアグリシートなどを被覆し、苗木が倒れないように支柱を用いて結束します。●中晩柑類【貯蔵管理・採収】気温の上昇とともに、貯蔵庫内の温度も高くなります。貯蔵中の果実は腐敗しやすくなりますので、引き続き腐敗果の点検をこまめに実施しましょう。貯蔵庫では、出荷が進むにつれ、入庫量が減り、庫内が乾燥しやすくなります。適切な温度・湿度管理に努めてください。【かいよう病の防除】かいよう病は、気温の上昇にともない、枝などの越冬病斑から感染し、梅雨時期や台風時に新梢や果実へと感染が広がります。3月人が通れるくらいの間隔をあけましょう枝上に発生したかいよう病気象庁ホームページより電動充電ハサミ貯蔵庫内の乾湿度計【全体運】上昇運です。周りの様子を見ながらゆったり進めましょう。いい感じでまとまり、あなたへの信頼も深まります【健康運】無理は禁物です。疲れたら早めに休んで【幸運の食べ物】フキのとう今月の運勢 牡羊座3/21~4/194JAみはら 2020.3

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