JAみはら4月号325
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苗丈が5~6㎝になるまでは、保温シートで被覆します。高温や低温にならないよう、ブルーシート等を利用して適正な温度管理を行うことが大切です。特に夜間の高温は軟弱徒長となり、低温はカビの原因となるので注意しましょう。硬化期では、特に高温にならないように換気を行いながら、乾燥しているようであれば、かん水します。かん水は、午前中にしっかり行いましょう。床土の乾き具合に注意して、良く観察することが必要になってきます。管内の北部地域は夜間の低温、南部地域は日中の高温に注意しましょう。理想的な稚苗の姿は、草丈12~13㎝、不完全葉までの長さを3~3・5㎝、葉の枚数は2~2・5葉であり、軸が太く、根張りの良い苗に仕上げましょう。詳しくは稲作ごよみを参考にしてください。季節予報広島地方気象台 季節予報より4月 天気は数日の周期で変わり、平年と同様に晴れの日が多いでしょう。気温は、平年並または高い確率ともに40%です。5月 天気は数日の周期で変わり、平年と同様に晴れの日が多いでしょう。生口島のアメダスデータによると1月は平均気温8・4℃(昨年7・1℃・平年値5・3℃)、2月は平均気温7・6℃(昨年7・5℃・平年値5・4℃)となり、非常に暖かい気候になりました。このような暖冬の影響は全国的な傾向で、桜の開花がかなり早いと予想されています。かんきつの生育も早くなる可能性が高いため、防除や除草などの作業が遅れないようにしましょう。●温州みかん・中晩柑類共通【せん定】枝が混み合った樹は、せん定します。よく切れるハサミやノコギリを使用することで作業効率がアップします。また農作業の軽労力化を進めるため、電動剪定はさみなどの資材を活用して体の負担を少なくしましょう。※商品につきましてはお近くのJA営農センターへお問い合わせください。【春肥の施用】春肥は3月下旬~4月上旬に施用します。収穫量や品種に応じて適期適量施肥を行いましょう。【かん水】乾燥が続く場合は、発芽や着花に影響がありますので、かん水を実施しましょう。【葉面散布】樹の生育を良好にするため、葉面散布を7~10日間隔で行いましょう。【病害虫防除】クワゴマダラヒトリ(ケムシ)芽や花を食害され、被害がひどい園地では収穫量が減少します。まずは対策が遅れないように、園地の発生状態を良く確認することが重要です。発生が見られる場合は、ダーズバン乳剤:1,000倍で防除しましょう。ハダニ冬マシンを散布していない園地は、ハダニの発生をおさえるため3月~4月上旬にハーベストオイル80倍(4月散布は100倍)を散布します。散布する際は、尿素を混用しましょう。●高接による品種更新適地適作を基本にして、品種更新をすることが重要です。高接ぎ更新の利点は、結果樹齢に達するのが早いことや品種更新にかかる経費が安いことです。しかし、その反面、樹勢が弱りやすいという欠点もあるため高接する場合は、若く樹勢の良い健全な樹を中間台木としましょう。【接木の時期】接木は、三月~五月上旬まで可能ですが、早いほど発芽後の生育が良く、遅いほど活着率が高くなります。【接木の方法】接木の方法は、切り接ぎと腹接ぎと二種類ありますが、一般的には主枝や亜主担当石川 祐介(広果連)柑 橘電動剪定はさみアカメガシワにケムシが多く集まるため、近くにある場合は注意してくださいハダニによる被害のため葉色が薄くなったレモンの葉2020年桜の開花日予想広島県予想開花傾向かなり早い予想開花日3月19日平年開花日3月27日 「恋の予感」の特徴として、育苗期の高温によりやや葉が伸びやすい傾向にあるため、育苗期の温度管理に注意が必要です。【全体運】緩やかな上昇運です。丁寧な作業が実りをもたらします。問題が起きても、慌てず対処すればうまくいくはず【健康運】ストレスをためがち。発散を心掛けて【幸運の食べ物】レタス今月の運勢 牡牛座4/20~5/205JAみはら 2020.4

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