JAみはら4月号325
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花粉を付けて、授粉する品種の花に付けてください。ベタついてきたら毛バタキを交換してください。【防 除】3月下旬~4月上旬(開花直前)・せん孔細菌病・縮葉病ICボルドー41230倍4月上旬(発芽期・開花期)・せん孔細菌病・灰星病  デランフロアブル600倍または、トレノックスフロアブル500倍4月下旬~5月上旬(展葉2~5枚)・黒星病・灰星病ベルクート水和剤2,000倍・モモハモグリガ・アブラムシ類・シンクイムシ類スタークル顆粒水溶剤2,000倍トマト、キュウリ、ナスなど夏野菜の定植の時期が近づいてきました。大きく育てて、たくさんの果実をつけさせるためには、しっかりと基肥を施し、早めに準備しておくことが大切です。●圃場の準備定植日を基準に、2週間前までには圃場への堆肥や苦土石灰といった土壌改良資材を投入します。圃場全面を混和するようにしっかり耕起しましょう。肥料(基肥)は、定植日の1週間前を目安に投入します。【なぜ2段階に分けるのか?】苦土石灰と化成肥料を同時にまくとガスが発生して肥効が落ちやすくなります。また、圃場の耕起を繰り返すことによって、土壌へ空気を混入し、塊の少ない土壌に改善する効果が期待できます。基肥の施し方は、野菜の根張り具合に合わせます。トマト、ナス、ピーマンなどのナス科の野菜は、根が深く縦型に伸びる性質があるので、畝の中心を深く掘って、主要な根が深く張るように導きます。こうすることで、土壌の乾湿によく耐え、草勢が長く保たれ、果実の生育障害を少なくすることができます。キュウリ、スイカなどのウリ科の野菜は根が浅く幅広く横型に伸びるので、基肥は全面に耕し込むように、浅く幅広に与えます。葉菜類、根菜類の場合は、草姿が小さく、比較的密植されるものが多いので、基肥は圃場全面に与え、耕し込むようにします。【肥料の種類】肥料は原料によって、有機質肥料と無機質肥料に分けられます。有機質肥料は、油粕、骨粉、草木灰などの動植物由来の原料で作られており、肥料袋に表示された成分以外にも様々な成分が入っています。発酵・分解してから徐々に吸収されるため、一度に多く与えすぎても濃度障害が出にくいです。しかし、未熟な有機質肥料を与えてしまうと、窒素飢餓や害虫が発生してしまう可能性があります。無機質肥料は、鉱石などから作られた肥料で、表示されている成分量は、一般的にすべて植物に利用されるので肥培管理がしやすくなります。また、有機質肥料より汚れにくく、臭気も少ないです。しかし、多く与えすぎた場合、過剰障害が出やすくなります。それぞれの肥料の特徴を理解して、状況に合わせて最適な肥料を使用しましょう。●定植の準備野菜によって定植時期は異なってきますが、晩霜の心配がなくなってからが適切です。特に果菜類は、定植時に気温や地温が低いと生育不良を起こしやすくなります。畝立てと同時にマルチを張ると、地温が高くなり、苗が活着しやすくなります。また、マルチは乾燥防止や抑草効果、雨による泥はね防止にもなります。マルチを張る際は、しっかりとかん水するか、一雨待ってから張るようにしましょう。ただし、かん水直後は地温が低下しているので、定植はマルチを張って、しばらくたってから行いましょう。●定植の手順【準 備】ポットの大きさよりも少し大きめの穴を掘り、土が乾いているようであれば、十分にかん水します。定植前にポット苗にかん水し、全体を湿らせておきます。【定 植】定植は、好天が続くと見込まれる日に行いましょう。ポット苗を定植する際は、人差し指と中指の間に苗の根元を挟み、ポットを逆さにして、反対の手の人差し指をポットの底の穴に入れ、根鉢を崩さないように苗を抜き取ります。植え穴に苗を置き、根鉢の高さが地面よりも少し高くなるようにします。こうすることで、根元に水が溜まりにくくなるので、根が腐るリスクを軽減させることができます。覆土は、根鉢が見えなくなる程度にして、マルチの穴も土で塞ぐようにします。担当時安鴻二郎家庭菜園農薬使用の際は、必ずラベルに記載されている使用方法を確認してください。また、農薬散布の際は、周辺住民の方や近隣の農作物栽培者への周知を徹底し、農薬飛散(ドリフト)に注意しながら実施しましょう。【全体運】前半はもたつきが感じられるものの後半は回復へ。大事なことはじっくり構え、下旬から始動するのが良い選択【健康運】持病のケアが重要。血の巡りを良くして【幸運の食べ物】新ジャガイモ今月の運勢 蟹座6/22~7/227JAみはら 2020.4

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