JAみはら6月号327
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果実は、奇形果・扁平果などを中心に摘果します。【摘心・枝管理】結果部の先端から8~12葉で摘心を行います。また、新梢がほぼ停止する6月下旬頃に、予備枝として残す枝以外はかぎとります。1m程度の枝を来年の予備枝とします。6月は梅雨入りとなり、降雨の日が多く、気温湿度ともに高くなってくる時期になります。夏野菜は収穫を控え、農作業が忙しくなるので、こまめに水分補給や休憩をはさみながら作業を行いましょう。■梅雨にむけて梅雨時期は、雨の日が増えてくるので、排水対策をしっかりしましょう。畝間などに水が溜まったら、溝を切って排水を行い作物の根に負担をかけないように心がけましょう。また、気温と湿度の上昇により、病気の発生が多く予想されます。マルチやわらを敷いて泥の跳ねあがりを防ぐ、整枝を行うことで風通しを良くするといった方法で病気の発生リスクを抑えることができます。整枝を行う際は、整枝後の枝の切り口が乾きやすいように天気の良い日の午前中に作業するとよいです。野菜の種類や品種によって、花や果実のつき方が決まっているので、それぞれの特性を考慮して作業を行いましょう。整枝の方法については、下の図を参考にしてください。■1本仕立て【トマトなど】主枝についた葉のわきから出てくる芽(わき芽)を小さいうちに摘み取ります。芽に水分が多い午前中に、作業を行うと株を疲れにくくできます。■3本仕立て【ナス、ピーマンなど】一番花のすぐ下のわき芽を2つ残し、それ以外のわき芽を全て取り除きます。主枝1本と側枝2本を伸ばして、残した枝から出る芽は放置してもよいです。狭い場所では2本仕立てにしましょう。■つるの整枝【ウリ科の野菜】株元から4~5節までのわき芽を全て取り除きます。そこから上より子づると孫づるが出ますので、葉を2~3枚残して摘芯(芽の摘みとり)します。■収量を多くする摘芯【バジル、モロヘイヤ、シソ、シュンギクなど】ある程度の葉を残した状態で、主枝を摘み取ることで、下の側枝の伸びが旺盛となり、葉が茂りやすくなります。■農作業事故に気を付けましょう。これから、ほ場にでて作業を行う機会が増える時期です。農作業事故の原因となるのが、「慣れ」や「疲れ」からくる気の緩みです。いつもやっている作業であっても、安全確認や装備は必ず行いましょう。【刈払機】刈払機の事故で多いのは、傾斜地での転倒や回転刃からの飛散物による負傷です。作業を行う際はゴーグル・飛散防止カバーの着用や空き缶などの飛散の原因となるものを事前に除去しましょう。【耕運機】耕運機での事故は、バックする時に起きるものが多いです。また、軽トラから積み下ろす時にも多くの事故が起きています。使用する際は、バックする前に、後ろに壁や溝がないか、急発進の恐れのある一気の深起こしや高速回転はしていないかを確認して安全な作業をしましょう。担当西條 祥大家庭菜園農薬使用の際は、必ずラベルに記載されている使用方法を確認してください。また、農薬散布の際は、周辺住民の方や近隣の農作物栽培者への周知を徹底し、農薬飛散(ドリフト)に注意しながら実施しましょう。【全体運】予定通りに進まなくても慌てないで。スケジュールを調整すれば何とかなります。笑顔が幸運を招く鍵【健康運】散歩など、手軽に始められる運動を【幸運の食べ物】イワシ今月の運勢 獅子座7/23~8/226JAみはら 2020.6

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