JAみはら7月号328
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私たちを守る力、「免疫力」UP!現在、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が流行っておりますが、感染症にかからないようにするためには、3密を防ぎ、手洗い・消毒を行う以外に、免疫力を高めておくことが大事です。様々な「病気」から体を守る働きの力を「免疫力」と言います。空気中にある目に見えないウイルスや細菌、カビなどを吸い込んでもすぐに病気ならないのは、免疫力が備わっているからです。また、体内で変質した自分自身の細胞(がん細胞など)から自分自身を守るのも、免疫の機能で、異物を区別し戦うことで体を守っています。免疫力をつける、高めるためには、どういったことをしたらよいのでしょうか。食事・運動・睡眠・そして笑う事が、免疫力を高め、体を丈夫にするポイントです。〈食 事〉免疫力を下げる食材 食品添加物・化学調味料・合成着色料・合成保存料といった科学的な添加物免疫力を上げる食材 キノコ類(便秘を防ぎ、アレルギー予防効果があるといわれています) 玄米や緑黄色野菜(ミネラルを含み、身体を温めます) 納豆やヨーグルト(発酵食品の豊富な栄養で腸の働きを活発にします) ニンニクなどの淡色野菜(抗酸化力の高い食材で活性酸素を減らしましょう)〈運 動〉免疫力は体温が1度低くなると約30%低くなります。筋肉量を増やし蓄え、体温をUPすると免疫力UPに繋がります。運動して筋肉を動かすと血行がよくなり、基礎代謝が上がり、体温も高くなります。まず隙間時間に少しずつでも体を動かす習慣から身につけましょう。ウォーキングやラジオ体操も良いですし、短時間のストレッチでも構いません。〈睡 眠〉体を回復させるのは、睡眠をとることです。睡眠の質を高めて、より良い眠りで免疫力をUPさせましょう。睡眠時間はある程度必要ですが、長ければいいものではありません。質も大事です。寝る2時間前には食べ物・アルコールを摂取しない。▶胃で食べ物を消化吸収するために血液が一時的に胃に流れます。また、アルコールは肝臓などの内臓を働かせようとしてしまいます。そうすると脳が酸欠の状態に陥り、寝るために必要な副交感神経の働きを弱めてしまいます。22時までに就寝する。▶22時~2時の時間帯は、成長ホルモンの分泌の高い時間帯です。成長ホルモンは、体の不具合を修復したり、免疫力を向上させたりする働きがあります。この時間帯に睡眠をとることで、よりよい睡眠となります。いびきをかかない工夫をする。▶睡眠中、呼吸が停止する「睡眠時無呼吸症候群」という病気が、睡眠の質を悪くすることがわかっています。また、睡眠時の酸素量が低下することで、脳の機能が低下し、生活習慣病を悪化させます。いびきは、首についた脂肪などが気管の出入り口で垂れ下がってしまうことで生じる振動音です。まずは、肥満を改善し、無呼吸の状況によっては治療を併用しましょう。〈笑いのある生活〉がんや種々の感染症を防ぐ役割がある免疫としてNK細胞(ナチュラルキラー細胞)があります。笑うと神経ペプチドという物質が作られてNK細胞と結合することで活動が活発になります。その結果、免疫力が高まり健康を維持する助けになります。ほっこりする動画を見て「うふふ」とほほ笑む程度でも構いません。ユーモアのセンスを磨いて、生活の中に笑いを取り入れましょう。今月の運勢 射手座11/23~12/21【全体運】追い風に恵まれます。ゆっくりスタートして、後半からスピードアップするのが成功のこつ。作業の洗い出しを【健康運】筋力アップのトレーニングがお勧め【幸運の食べ物】モロヘイヤ12JAみはら 2020.7

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