JAみはら7月号328
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最高気温が30℃以上の真夏日が始まる平年値は7月10日です。この頃から厳しい暑さが続くようになります。2019年は5月25日、2018年は6月9日と近年は早い時期から気温が上がる年が多くなっています。暑さで体調を崩さないよう注意をして、熱中症に気を付けましょう。◎熱中症予防や体調管理のため「空調服」などの資材を活用しましょう。空調服着用時には下記のインナースペサーがより空調服の効果を高めます。※「空調服」についてはお近くの営農センターにお尋ねください。●温州みかん【品質向上対策】温州みかんの果実品質を向上させ、味を良くするために、適切な水管理と着果量が重要です。タイベックマルチタイベックの被覆は梅雨の土壌水分がしっかりある状態で被覆し、緩やかに水分ストレスを掛けることで、表層根を保護し、糖度の上昇を図ります。被覆が遅れないようにしましょう。タイベック被覆園の荒もぎ摘果は通常どおり7月中旬ごろから内成り、裾成りを中心に摘果してください。※古いマルチは効果がほとんどありません。新しいものと交換してください。フィガロンの散布果実品質向上を目的に7月中下旬に「フィガロン乳剤」3,000倍と「マグミーFe」600倍の散布を行います。※樹勢維持のためフィガロン乳剤の年間使用回数は2回までとする。乾燥している時は、散布をしないこと。摘 果園地、樹によって着果はバラついています。着果量を確認し、摘果を進めます。●中晩柑類中晩柑類の大玉生産のためには初期に肥大させることが重要です。早期摘果、夏肥施用、かん水など基本管理をしっかり行いましょう。【乾燥防止対策】土壌が完全に乾かないうちにかん水を行いましょう。特に、しらぬひやはるみでは土壌水分が不足すると果実の肥大が悪くなるだけでなく、酸が高くなります。かん水は、梅雨明け後10日以上降雨が無い場合は、7日間隔で20~30㎜程度かん水してください。また堆肥・もみ殻・敷き藁などを利用して乾燥を抑える対策も行いましょう。【摘 果】生理落果終了後から、荒もぎ摘果を行います。葉果比を参考にして着果過多にならない様にしっかり摘果します。樹勢を維持し、果実の肥大を促すため肥料切れさせないよう、肥料の吸収効率が良い夏肥を基準量施用しましょう。●温州みかん・中晩柑類共通【病害虫防除】ミカンサビダニ高温乾燥が続くと、発生が多くなります。発生に注意し初期防除を徹底しましょう。ゴマダラカミキリいしじ温州ではゴマダラカミキリの被害を受けやすいので注意します。特に苗木ではゴマダラカミキリに産卵されると枯れてしまう事があるので、早期に発見して被害を防ぎましょう。黒点病黒点病の防除は、予防散布が基本です。前回実施の黒点病防除から、1カ月以内あるいは、雨量が250ミリを超える前に、黒点病防除の再散布を行います。また、摘果とあわせて感染源となる枯れ枝の除去を行います。梅雨時期に入ると、降雨の日が続き防除など思ったように農作業が進みません。天気予報を見ながら計画的に農作業を進めましょう。また、梅雨明け後は一転乾燥する傾向にあります。土壌水分のあるうちに乾燥防止対策やかん水できる準備を行っておきましょう。気温も上昇し、暑い日が続きます。熱中症には注意し、日中気温の高い時間帯を外しての作業や、こまめな水分補給・休憩をとることを心がけ、体調管理には十分注意して農作業を行いましょう。担当髙本 大輔(広果連)落葉果樹中晩柑の夏肥施用(2回目)品 種残す果実落とす果実葉果比ネーブル5~6枚の総状有葉果の2番果直花果、扁平果、へそ大果80~100八  朔甘  夏5~8枚の単生有葉果直花果、裾なり、腰高果80~100しらぬひ5枚以上の単生有葉果へそ大果、扁平果、奇形果100は る み直花果、内なり果、傷果80清  見直花果、内なり果80~100は る か内なり果、裾なり、天なり合わせて果実周辺の芽を除去する。→トゲ傷対策70~90背中や肩の空気流通路を確保するためのオプションで空調服をより快適に着ることができます。柔軟性を兼ね備え、重量は約190gと軽量です。草刈り作業(インナースペーサー着用)レモン果実のサビダニ被害 7月24日撮影カミキリムシ被害樹左:新品、右:古いマルチ【全体運】心配のし過ぎは禁物です。話してみればあっさり解決することも。状況把握をきちんとするのが開運のポイント【健康運】休憩を小まめに取って。気分転換が大切【幸運の食べ物】スモモ今月の運勢 牡牛座4/20~5/205JAみはら 2020.7

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